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2006年11月29日 (水)

霞が関OBの述懐

 中央官庁の次官になり、その後も霞が関および政界、経済界に影響力を持つA氏に、霞が関の最も重要な課題とは何か聞いてみた。

 「行政が直面する重要な問題はいくつもの官庁にまたがる。だから、テーマに応じて関係する諸官庁の人間が機動的に集まってプロジェクトチームをつくるようにすべきだね。いまでも自分の省のことしか考えない役人が多いけど。」

 「いまは、いくつもの省庁の人間を一緒にして研修をやっている。それで他省庁の人と顔を合わせる。これは(他省庁との横の連携を進めるうえで)いいことだ。」

 (中央官庁の採用を一元化したほうがいいのではないか?)「いや、それはだめだね。組織への忠誠心を考えると。」

 (A氏が現役のころは自民党がずっと政権の座にあった。その時代は官僚の天下だった。)「当時は、ある自民党の政治家が“おれたちは役人の手のひらの上で踊っているような気がする”と言っていたことがあるが、まさにそうだった。役人が決めたものを自民党の政治家にやらせる。振り付けまでこっちでやった。いま思えばやりすぎだね。」

 「我々のころは、自民党に説明するだけでよかった。いまの現役は、野党の一つひとつにまで説明にいかなけりゃならんという。あなた(A氏)のころとは違って、いまは大変なんですと現役は言っている。」

 官僚支配の時代から政治(家)主導の改革の時代へと移りつつあることをA氏の話からも感じる。

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