« 財政再建の王道? | トップページ | “天下り”規制など公務員制度改革のゆくえ »

2007年3月17日 (土)

ビジネスマンの勉強会が40周年

 1966年10月に、東京駅周辺に勤める若いビジネスマンたちが始めた勉強会(略称、DOKON)。今週、40周年を記念する会合を開いた。創立時の発起人、創立まもないころからのメンバーや、途中から加わったメンバーと、さまざまな仲間が集まった。

 1963年大卒の人たちが中心でスタートしたが、友人を連れてくるうちに、出身大学、勤め先、年次が多様な勉強会になっていった。「その結びつきは、経済的なものでなく、相互啓発を狙いとした精神的なものである。その上、会の内部においてお互いに自由である如く、外部からの援助を一度も受けたことがないゆえに、会の外部に対しても自由がある。ーこのような会が他にあることを、その当時も今も私は知らない」と創立発起人の一人が2005年に発行した会報に書いている。

 創立してから6年余は、外部のゲスト(政治家、外交官、財界人、企業トップなど)から話を聞いたり仲間のレクチャーを聞いたりした。外部のゲスト(例えば土光敏夫東芝社長)はメンバーが個人的なつながりで引っ張ってきた。若いビジネスマンの勉強会に出てくるのをOKしたゲストにも敬服する。

 メンバーが会社などで平社員から上になっていくうちに皆忙しくなり、1970年代の半ばごろから1980年代の後半ごろまでは休眠状態になったが、その後、活動を再開した。メンバーの顔ぶれも創立まもないころとかなり変わった。

 さすがに、ここ2、3年は、仕事からリタイアする人が相次いでいるので、会としての活動はほぼ停止している。これからも、たまに懇親的な会合を持つかもしれないが、今週の会合が事実上の“卒業式”ではなかろうか。

 前述の発起人は「DOKONを通じて、広く世の中のことを学んだ。それがなかったら、今日の自分はありえない」と語ったことがある。今日、就職するにせよ、仕事をするにせよ、やたらと専門性が強調される。資格をとると就職しやすいなどという。しかし、専門バカになりがちという弊害もある。DOKONのような自由な勉強会組織は、現代の若者にも有用だと思う。 

|

« 財政再建の王道? | トップページ | “天下り”規制など公務員制度改革のゆくえ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/184848/14292147

この記事へのトラックバック一覧です: ビジネスマンの勉強会が40周年:

« 財政再建の王道? | トップページ | “天下り”規制など公務員制度改革のゆくえ »