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2007年5月 6日 (日)

その気にさせるには工夫が必要ーー財政改革も同じ

 同時通訳、翻訳、NPOなど、環境問題を中心に多彩な活動で知られる枝廣淳子さんが「日経エコロジー」6月号に、知っていることと、行動することとの間に大きなギャップがあると指摘している。

 地球温暖化問題について日本人のほとんどは知っている。しかし、その解決のために何かしている人の割合は少ない。その理由は、自分だけ先にやったら損する、とか、自分一人では何も変えられない、ということにある。そこで、「充実感や達成感を感じてもらう工夫が行動を促すうえで重要だ」という。取り組みを普及させるための条件を探り、適合させる手法を、枝廣さんは「広がりのデザイン」と呼び、いま一番力を入れているそうだ。

 「地球温暖化のように抽象度の高い問題の解決に向けて、多くの人をその気にさせるものは何か。」そうした問いと答えの両方を彼女は追求しているわけだが、その視点はそっくり財政危機の問題に当てはまる。

 巨額の財政赤字があることはわかっているが、府省庁、都道府県市町村、特殊法人等それらに準ずる組織などには、自分のところだけまじめにやったら損するだけだ、自分のところだけまじめにやっても何も変わらない、という意識が蔓延している。政治家も同様である。

 そうした中で、各ステークホルダーに、充実感や達成感が得られるようにしつつ、財政改革を推進してもらうにはどうしたらいいか、その手法を私たち市民も考え出していく必要がある。 

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