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2007年7月18日 (水)

鹿児島県知事のマニフェスト自己検証

 鹿児島県の伊藤祐一郎知事が就任してから3年たったので、当初に掲げたマニフェストがどこまで達成されているかの検証報告を17日、公表した。マニフェストは99事項、112項目にわたり、「直ちにやるもの」、「1年以内にやるもの」、「4年間にやるもの」のいずれかに分けられており、それら一つひとつについて「これまでの進捗・取組状況」を結構、細かく記している。

 伊藤知事は「就任後3年間で、全て推進することができている状況にあり、私としてはマニフェストは全体として概ね順調に進めることができているのではないかと考えています」と自ら合格点をつけている。

 ざっと検証報告に目を通したところでは、いろいろ書かれてはいるものの、具体的な説明があまりなされていないので、評価していいのかどうかがわからない。例えば、○○について体制整備、などと書いてあっても、その中身の説明がないからだ。また、数値目標が明記されている事項もあるが、そうではない事項のほうが圧倒的に多いから、評価しにくい。

 「4年間にやるもの」に分類されている事項の1つ、「財政改革に取り組む」を読むと、「事業実施の状況」の記述をどう理解したらいいのかさっぱりわからない。例えば、当初予算として人件費の圧縮(平成19年度▲69億円)、普通建設事業費等の圧縮(同▲41億円)、一般政策経費の圧縮(同▲15億円)の3つの金額が掲げてあるが、その数字は前年度当初予算比なのか。あるいは前年度実績比なのか。後者ならすごいが、前者なら、意味のない数字である。この記述では評価のしようがない。また、その右側に掲げてある収支改善の数字(同12億円)は何の数字なのか、また、3つの数字とはどういう関係にあるのか。要するに、全然、理解できないのである。

 これは一例にすぎないが、マニフェストの検証は読む者が理解でき、納得できるものでなければならない。

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