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2007年10月 9日 (火)

トップの条件10ヵ条

 日本の製造業のビッグビジネスでナンバー2まで務めたKさんは、ミドルが求めるトップの条件10ヵ条を次のようにあげている。合わせて、トップが求めるミドルの条件もいくつかあげている。

 〔トップの条件〕①「情にとらわれるな」。非情に徹すべし。②「自分を捨てる覚悟が必要」。③「人事がすべて」。トップもやることはほとんどこれに尽きる。④「出処進退を毎日考えよ」。⑤「後継者を育てること」。これはトップが一番やるべきことだ。⑥「公平、公正、公明であれ」。⑦「人の意見に耳をすませ」。そして決断は自分がすること。⑧「決断力」。会社を変革するには、反対論を抑えてでも自ら決断せねば。⑨「厳格でなければならない」。⑩「タフでなければならない」。

 〔ミドルの条件〕①「絶対に仕事から逃げるな」。仕事はどこまでも追いかけてくるから、こっちから追いかけろ。それでないと道は開けない。②「プロ意識を持て」。自分の与えられた仕事については社内で一番になれ。③「決して責任を回避するな」。部下に責任を押し付けるな。④「部下の先頭に立て」。⑤「説得力を養え」。上司をも説得できるようになれ。⑥「仕事の流れを知れ」。ここぞという勝負どころがわかる。

 自らの会社生活を振り返って、Kさんは「人生は95%が雑事。その雑事をむだにするな。きちっとやれ」と。また、「側近中の側近にはなるな。やむをえずなったときは、遠ざけられている人に目をかけてやれ」という。実力者もいつかはやめるから、そのときに、飛ばされることのないように備えておけ、ということだ。

 一サラリーマンとして苦労し、偉くなったKさんの「トップの条件」などの1つ1つは実体験に裏付けられているから、説得力がある。逆に言えば、これらの「条件」に適合するトップやミドルがいかに少ないかという解釈もできる。

 Kさんの勤めたビッグビジネスはいま経営面でいろいろ課題を抱えている。その根本原因は大企業病である。「大企業病というのは、1つには、皆が責任を回避すること、いま1つは異質なものを排することだ」という。「大企業にはアタマのいい人が集まるが、アタマのいい人ほど責任回避もうまい。また、皆と異った意見をいう人材を排斥する。アタマのいい人は保護色のように皆と同じ色になる」と評する。そうした大企業病を治すには、日産自動車にゴーン氏が来たような荒療治が必要かも。

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