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2007年12月22日 (土)

利払は1分あたり約1777万円

 財務省で08年度(平成20年度)国家予算財務省原案の公表資料をもらってきた。それらをパラパラめくっていたら、目につくデータがあった。「我が国の財政事情」という資料の中の「利払費及び利払費率の推移」である。一般会計の利払費は約9.3兆円だという。これを1日あたりにすると、約256億円になる。さらに1時間あたりでみると約11億円、1分あたりでは約1777万円である。ここまで来て、やっと私たちの生活感覚に近づいた金額となる。

 一般会計歳出に占める利払費の割合は11.2%。05年度の8.2%を底に年々上がっている。それでも、低金利のおかげでまだ低いほう。1986年度は19.1%だった。金利が上昇したら、歳入が増えない限り、財政は窮迫するだろう。

 「公債残高の累増」というところを見ると、1990年代前半から急激に増加している。08年度末の公債残高は約553兆円になる見込みだという。国民1人あたり約433万円(4人家族なら約1732万円)。勤労者世帯の平均年間可処分所得は約530万円だから、いかに巨額の公債を抱えていることか。

 だが、「国及び地方の長期債務残高」のページを見ると、約553兆円というのは普通国債の残高であり、ほかに(注)で、財政投融資特別会計国債残高が133兆円程度あると書いてある。

 国の長期債務残高は08年度末に612兆円程度、地方のそれは197兆円程度。国と地方の長期債務残高合計は重複分を除いて776兆円程度と過去最高に。地方自治体の財政状況は改善し、国は悪化するという構図である。 

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