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2007年12月30日 (日)

福田首相が孔子の故郷、曲阜を訪問

 2年余り前、中国の山東省を仲間で旅したことがある。青島から始まって、済南、泰安(泰山がある)、曲阜(孔子の墓などがある)、淄博、煙台などの各市を高速道路を使ってバスで走り回った。広い中国の中で、山東省はいろいろな意味で日本人には知られている地域である。

 この年末、福田首相が中国を訪れ、トップ会談を終えて、29日には済南、そして30日には曲阜を訪問して帰国するというスケジュールをとった。それで、私も山東省を旅行したときのことを思い出した。

 省都の済南市では、街の中心にある泉城広場のすぐ傍に、本を開いたような格好の大きな石造の記念碑があった。あいにくバスから見かけただけだが、碑には「1928」と大きく書かれ、「日本帝国主義‥‥」という言葉で始まっていた。1928年、日本軍は第二次山東出兵を行い、同年5月、済南城を総攻撃した。中国を旅行していると、そうした日本の中国侵略のつめあとに出くわす。この山東省旅行では、青島、煙台でも同様な歴史の痕跡を知った。(以前、三峡下りの旅でも、ある寺院で、「日本軍の爆撃で、ここにあった鐘楼が破壊された」と書いた小さな立て札を読んだことがあるのを思い出した。)

 曲阜市では市旅遊局の孔さんが孔林を案内してくれた。およそ2500年前の孔子から始まって77代目の子孫という孔さんによると、曲阜市の人口60万人のうち、孔子の子孫は15万人とのこと。孔子以後で、時の政府から虐げられたのは始皇帝のときと、文化大革命のときだけだという。孔子の墓がある孔林には、子孫の墓石が1~2万ある。孔子の子孫は国内外にいるが、死後はここに帰ることができるという。とにかく日本人には想像もできないスケールの話である。

 外国に行くと、日本の国内にいると気付かない、さまざまなことを見聞し、考えさせられる。中国は隣国で歴史的にも関わりが深いだけに、沢山、刺激を受ける。日本という国のかじとり役である福田首相は何を感じてくるのだろう。 

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