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2007年12月24日 (月)

予算政府案はいいことづくめなのか

 24日に08年度国家予算の政府案が決まった。「平成20年度予算のポイント」には、「基本方針2006」に定められた歳出改革を2年目においても確実に実施、と書いてある。また、新規国債発行額を4年連続で減額、とも書いている。そして「成長力強化、地域活性化、生活の安全・安心といった重要な政策課題にきめ細かく配慮し、予算配分を重点化」と記述してある。いいことづくめだ。それを言っちゃ、おしめえよ、と言いたくなる。

 事情を知らない国民が読んだら、真に受けてしまうだろう。07年度補正予算(案)とパッケージで、相当のバラマキをしていることや、サラリーマン層や大都市自治体などからカネをむしりとるあこぎなことをしているなどとは、おくびにも出さない。財政投融資特別会計の準備金を取り崩して国債の償還に充てることで国債発行残高が減るが、それは歳出削減などといったものではなく、単にカネを右の懐から左の懐に移すだけのことにすぎない。そういうトリックだらけの予算(案)である。官僚は頭がいいのかもしれないが、政治家に無理を言われた苦衷を少しも表面に出さず、平気で国民にうそをつく、悪知恵にたけた人種であるとは。

 政府・与党は2011年度に国と地方のプライマリーバランスを黒字に転換することを政策の柱に掲げてきた。それが内閣府の見通しでは、成長率の低下で達成できないという。税収が伸び悩むからだそうだ。そうした厳しい経済情勢にあるのに、財政健全化路線に逆行する予算(案)を組んで、しかも上記のようにいいことづくめみたいな話をするのは、よほど国民を阿呆と思っているのだろう。国民はなめられているのである。

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