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2007年12月31日 (月)

危機を実感すれば、日本は動くと期待したい

 1989年にベルリンの壁が崩壊し、世界がグローバルな経済競争に入ったのに、日本国内はバブル崩壊後の後遺症が長く続き、内向き、なあなあ、前例主義、横並び、建て前主義、自分本位、既得権擁護‥‥でやってきた。改革を忌避し、世界の潮流に背を向けること十数年。そのつけが一挙に噴き出し、不信が社会に満ち満ちた1年だった。

 では、2008年はどうか。にわかに明るい展望を語るのは難しいが、日本(日本人)は危機を実感すると、その克服のために懸命になった体験を持っている。その危機バネが働くことを期待したい。

 07年は、年金制度のでたらめや、少子高齢化、格差(雇用面や、地方の衰退など)、食品表示の偽装などが大きく取り上げられ、政治も企業もそれらの対策に取り組み出したばかり。日本は国民の知識レベルが高く、メディアの影響力が大きいので、今後、国民の間に問題意識のコンセンサスができるなら、対策が急速に進む可能性は高いのではないか。

 とにかく、政治家も、官僚も、国民も、激しく変貌する世界の動向にもっと注目していく必要がある。そして、できれば、受け身で変化にどう対応するかという発想から少しでも脱して、未来志向で、外国に対してかくあるべしと提案する国(国民)になりたいものである。

 ある日銀OBが「新聞やテレビのトップニュースで、世界の動きを報道するようになってほしい」と言っていた。言われてみると、例えば、福田首相が中国を訪問している最中、同行記者から送られてくる記事が1月に内閣改造へというのは、あまりに内政中心の取材姿勢である。案外、メディアの意識改革が日本の改革を実現するカギかもしれない。

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