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2008年1月16日 (水)

引き込まれた「ゴルフ道」小説

 ゴルフをやめてから20年近くたつ。個人では、当時もいまもずっと会員権を持っているが、プレーをやめた理由の一つは、接待ゴルフのお誘いを断るのに、「ゴルフはやりませんので」と言うのが一番、あたりさわりがなかったからだ。休日、家族との時間を大事にしたいとか、テニスなら短い時間で十分運動できるとか、ほかにもゴルフをこの際、やめようと思った事情はある。

 接待とは無縁になったいまは、機会があれば、またゴルフを再開するのもよきかな、という心境だ。もっとも、ゼロから道具などをそろえなければならないなどと思うと、つい、おっくうになることも確かだし、第一、いまさら誘ってくれる仲間もいないだろう。

 そんな私に、友人が著書『遥かなるオーガスターー若き獅子たちの旅立ちーー』という小説を送ってくれた。ゴルフにあまり縁がない私は当初、読むことに気乗りがしなかったが、読み始めたら、先がどうなるかと気になり、500ページ近いのに短時間に読み終えた。

 ゴルフを縦糸に、家族や友人、師などの人間関係を横糸にして、読む者を飽きさせないストーリーの展開には感心した。作者のゴルフ観、人間観の深さには驚くばかりである。ゴルフ愛好家が読んだら、ゴルフに対する見方が多少なりとも変わるのではないか。友人の作品だから、私の感想は身びいきではないかと思われるかもしれない。だが、正真正銘びっくりした。

 彼の本業は弁護士で、趣味のゴルフはハンディの最高が1だった。囲碁のほうは日本棋院6段である。しかも若い人の育成にも熱心というように、八面六臂の活躍をしている。そして今度は、68歳で「ゴルフ道」小説を世に問うたわけで、その多才ぶりには“参りました”である。

 少子高齢化とか、高齢社会という言葉はとかく暗いイメージを伴いがちだ。しかし、長寿化で、元気な老人が増えた結果、長い人生経験に裏付けられて、広く、深いものの考えかたができるような社会になれるかもしれない。「ゴルフ道」小説を読み、そんなことも思ったりした。

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コメント

気持ちは分かります。
 
「やるのか?今度の日曜日に行くけど、どうだ?」
 
とは、上司であった役員の言葉である。
納入業者も同じ言葉を発したことがあった。
 
民間企業であったので、問題はないのであったのだが、プライベートがなくなるのは目に見えているので、遠慮した。そろそろ友人や知人と練習に行ったり、ショートコースで遊ぶことはあった程度であったが、何処かで偶然に遭ってしまうとまずいと考えて、それ以降、一切やらないようになったのは、貴下と全く同じ状況である。

投稿: たぁ坊 | 2008年1月18日 (金) 15時16分

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