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2008年2月 9日 (土)

税金のむだづかいはやめてくれ

 道路整備特別会計―道路特定財源を従来の仕組みのままさらに10年延長しようとする政府・与党と民主党など野党との国会論戦は、福田首相らが問題点の指摘をまともに受け止めようとしないので、全然盛り上がらない。

 国土交通省は道路特定財源を使って職員の宿舎を建設してきたことを指摘されて、7日、07年度予算で建設する2ヵ所の建設を凍結すると発表した。社会保険庁が年金積立金を年金以外の支出に流用していたのと同じで、これらの官庁の職員は、道路財源だろうと、年金だろうと、本来の目的に限定して使うという節度がなくて、自分たちが好きに使える財源だと思っているようだ。

 宮崎県の東国原英夫知事が政府・与党案を全面的に支持して街頭演説までしているのには驚いた。つい最近、「せんたく」の発起人になり、地方主権を推進する政治改革の新しい旗手になるのかなと思わせたのに、現在の時点で広い視野から道路特会―道路特定財源の意味を問い直すという重要な問題意識が欠けている人物だったとは。

 北海道滝川市の住民で、生活保護を受けている夫婦が介護タクシーを利用して札幌市の病院に往復通院したように装い、1年間にわたり、計2億円余を市からだましとっていたとして9日逮捕されたという。80kmも毎日往復できるのは相当に健康でなければ無理だ。1ヵ月に31日とか30日、通院したことになっているが、土、日も診察するなんてまずありえない。誰が考えてもそうしたおかしなことが多いのに、市は請求されたカネを払い続けていた。

 男が元暴力団員だから、市の職員は黙認していたのだろう。かつて瀬戸内海の豊島に産業廃棄物を大量に捨てるのを、香川県の職員が違法行為と知っていながら黙認していたのを思い出した。豊島のケースでは、県職員は暴力で脅されていた。そのしりぬぐいに何百億円もの税金や企業の寄付金が使われている。

 滝川市は人口4万5千人弱で、06年度の決算をみると、一般会計の歳出総額は207億円。民生費が36億円余。介護保険の支出は38億円である。だましとられた2億円がいかに大きな金額であるかがわかる。地方交付税だけでも67億円ももらっているのだから、市長以下、役職員に対し、税金をむだづかいしないよう、もっとまじめに行政に取り組んでくれよと言いたい。都会に住む納税者としては腹立たしい限りだ。 

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コメント

宮崎県の東国原知事の動向は確かに怪しい。
出馬の際も当初は与党からだとマスコミから目されていた。何らかの計算があったのか。
 
それに裏金の件も表向きは県民の正義の味方とされているが、裏金を発見して自らも減給して、その穴埋めに活用していると自らマスコミを通じて公表しているのだが、何で裏金を見つけたのに減給する必要があるのだろうか。同じく裏金が発覚し返納で対応したとされる他の政令指定都市のように返金できず、既に使い込んでしまい無残に残高がないことを把握したのであろうか。その点の開示がないように感じており矛盾点を感じている。
 
まさか裏金の裏金って、ことはないのだろうが、そういう疑問さえ感じているのである。真実や如何に!

投稿: たぁ坊 | 2008年2月10日 (日) 21時03分

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