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2008年6月17日 (火)

鳥インフルエンザへの備えは

 東京都の石原慎太郎知事が16日、日本記者クラブで会見したが、石原さんが力説していた鳥インフルエンザ対策の緊急性は納得した。

 鳥インフルエンザのウイルスが変異して、いままでにない硬性強毒型のウイルスになると人間のあらゆる臓器にウイルスが入り込むという。ひとたび感染すれば、死亡する率は20%以上になるという。60%が死ぬという推測もあるようだ。このように伝染性が高いので、東京のように、人口が集中している大都会はおおぜいの人が死ぬだろうとのことだ。

 いま、日本政府はプレパンデミックといって、大流行する前のウイルスであるH51N型インフルエンザウイルスのワクチンを2千万人分用意したとされる。だが、パンデミック・インフルエンザとなると、つまり、本番の大流行に対するワクチンとなると、まだないのだそうだ。罹患して死んだ人からしか、本番用のワクチンはつくれないそうで、すでに鳥インフルエンザが人にうつり、死者が出ているインドネシアは、いかんせん、先進国に死者の利用を認めないという。

 石原さんは、スペイン風邪の比ではないと、パンデミック・インフルエンザの恐怖を強調し、厚生労働省が死亡率2%と言っているのを激しく批判していた。

 全く仮定の話だが、もしも、首都圏のように人口密集地で、人から人へと伝染する鳥インフルエンザの患者が出たら、本当にパニック状態になるだろう。感染率、死亡率のいずれも高いから、すさまじい人口減少を招くおそれがある。

 悲惨な状態は避けたい。だが、パンデミックには、人間の驕りに対して天罰が下るという面があるような気がしてならない。

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