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2008年6月18日 (水)

「JAPAIN」をどう受け止めたか

 2月21日付けの英「Economist」誌に“JAPAIN”と題する記事が載った。この雑誌が出たあと、2週間後の同誌に、日本の読者からの手紙が掲載されたのを知っていますか、と一橋大学大学院教授の斉藤誠教授が言論NPOの「ミニ・ポピュラス」に書いている。投稿したのは、斉藤教授によると、岩国哲人参議院議員である。

 斉藤教授は「誰がこの国の政治を変えるのか」という問題提起に対して意見を述べている中で、「(岩国氏が投稿で)われわれの正当な国家の国旗にあのようなイタズラ書きをしたり、国際的な認知を得た国名に「I」を入れるようなことはするな、それ自体、侮辱以外の何ものでもないと書いた。内心、私は拍手喝采だったのですが、そういう発言こそ重要なのではないでしょうか」と指摘している。

 そして、「日本にはいろいろと言われても仕方ないようなことがたくさんあり、内心では外国メディアのおっしゃる通りだと思いますが、それが真実でも、日本の内部からそれに乗ってしまったら、それでおしまいです」、「あのように言われて「もっともだ」と思ってしまうところに、もう気持がすごく負けてしまっている」と、誇りや矜持がなくなっている日本を批判している。

 それに続けて、斉藤教授は「まず課題を解決しようとする意志が必要です。政治家も官僚も経営者も有権者もそうです」と述べている。

 ところで、岩国議員は3月5日、英「Economist」誌が主催した「日本国政府とのビジネス円卓会議」で講演したときも、「JAPAIN」の記事に対して「日本の国名をPain(苦しみ、苦痛)であるといたずらするのは、いたずらの度が過ぎるとし、いずれの国に対してであれ、国民の敬愛する国名をこのように茶化すのは問題である」として、抗議と謝罪を要求したとしている(岩国議員のホームページ)。

 いまの与党である自民党・公明党にも、岩国議員と同様の見識が欲しい。ないものねだりかもしれないが。

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