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2008年8月30日 (土)

国債の利子だけで10兆円超に

 国債を発行すれば、当然、利子を払う。09年度には、財務省の国債費概算要求によれば、「公債利子等」が10兆475億円と、初めて年度間支払額が10兆円の大台に乗せる。「借入金利子」、「財務省証券利子」を足した「利子割引料」全体では10兆6724億円に達する。08年度よりも1兆3318億円も増える。

 また、「利子割引料」と並ぶ項目の「債務償還費」は11兆7039億円で、08年度より9768億円多い。この「債務償還費」の大半を占める「公債費償還」も、10兆8195億円と初めて10兆円を突破する。08年度よりも8210億円増加する。

 もう1つの項目である「国債事務取扱費」654億円(08年度比301億円減)を含めた国債費全体の概算要求額は22兆4417億円(同2兆2785億円)にも及ぶ。

 国の税収が50兆円ちょっとにすぎない。それと比較して、国債の元利金支払いが22兆円に達するというのは驚きではないか。これは換言すれば、国債の発行残高がいかに大きいかということである。税金をはるかに上回る歳出を長い間続けてきた、つまり“麻薬”を打ち続けてきて、“麻薬”から離れられなくなった、そういう異常さを表している。

 小泉改革では、この“ヤク依存”から脱すべく、歳出カットを進めて国債発行を減らしてきたが、増税までは行かず。そして、いまや再び、“ヤク依存”を強めそうな気配。政治家や官僚は自分の財布から1円も出すわけではないから、歳出膨張も、国債増発も気にしない(財務省は立場上、財政健全化の姿勢)。財政再建を主張してきた与謝野馨経済財政担当相らもカラダを張って自らの意見を貫くわけでもなさそう。骨のある保守政治家が党・政府の要職にはとんと見当たりませんね。 

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コメント

専門家も打つ術なし
計算上は無理に決まっている
数字上だから社会が潰れることはない
しかし、感情が抑えられない
生活できない。
不公平
本々、社会は感情で動いて行く
知識で動くのではない

投稿: あすなろ | 2012年7月28日 (土) 20時10分

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