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2008年9月 5日 (金)

にぎわいそうな自民党総裁選

 自民党総裁選は立候補者がバラエティに富みそうな気配だ。心もとない感じのある、若手の石原伸晃氏や、これまで派閥に属せず、「総理大臣になろうなんて考えたこともない」と言ってきた与謝野馨氏までが手を挙げた。実際に報道されている諸氏が立候補することになるのかわからないが、麻生太郎氏や小池百合子氏と4人並べると、政策論争も盛んに行なわれるのではないかと思える。

 それに、女性候補がいるといないとでは、国民の関心も違うだろう。米国の大統領選挙では、民主党の候補者選びで脱落したとはいえヒラリー・クリントンの人気は依然高いし、共和党副大統領候補には女性が指名された。同様に、小池氏が名乗りを上げれば、自民党内の権力争いとはいえ、国民の政治に対する関心を高めることにつながる。

 政策論争では、①財政出動による景気振興か、それとも健全財政の維持か、②消費税の引き上げか、それとも、成長政策をとり、当面は霞が関の埋蔵金を活用するか、③中途半端にとどまっている構造改革の徹底か、それとも、構造改革の反省・見直しか等々、財政、社会保障、経済成長政策などをめぐる選択が柱になるだろう。国民に何が争点かを示すことになるから、そうした論争は望ましいとは思う。

 でも、冷静に考えれば、これらの重要な課題について、自民党のポリシーがこれまではっきりしなかったのは政権党としてまことにおかしなことである。官僚政治のもと、連立政権をも含め、政策なき政権党であったと言ってもよい。それを国民の多数も長らくよしとしてきた。しかし、それが日本経済を凋落させた最大の原因である。それに国民が気付くか、それとも、国民はメディアの派手な自民党総裁選挙戦の報道に目をくらまされるのか。小池氏の立候補はそうした面からも興味深い。

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