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2008年9月28日 (日)

食品の原材料名開示でぎょっとした

 中国の乳製品業者が牛乳や加工乳製品にメラミンを混ぜていた事件は輸出を通じて世界中にまで不安を与えている。日本では、かびがはえたりした輸入事故米を食用米に流用した業者が摘発され、食の安全、安心に対する消費者の不安が高まっているようだ。

 そうした中で、私が体験した食への不安の1つの例を紹介すると――

 大手製パン業者の製品である、チーズとベーコンを上に乗せて焼き上げた菓子パン「チーズベーコン」を食品スーパーで買った。包装の裏面を見ると、名称は「惣菜パン」とある。そして原材料名のところを読んでぎょっとした。あまりにも使用原材料の数が多いからである。

 表示そのままを記すと、「小麦粉、チーズクリーム、チーズ、ベーコン、加工油脂、砂糖、卵、パン酵母、食塩、ホエイパウダー(乳製品)、脱脂大豆粉、小麦たんぱく、脱脂粉乳、大豆粉、乳化剤、イーストフード、ビタミンC、調味料(アミノ酸)、増粘剤(増粘多糖類、アルギン酸エステル)、カゼインNa、リン酸塩(Na)、酢酸Na、酸化防止剤(ビタミンC)、発色剤(亜硝酸Na)、着色料(アナトー、ターメリック色素)、香料、(原材料の一部に豚を含む)」。

 単純にカウントすると26項目になる。2度出ているビタミンCを除いても25項目だ。ベーコンの原材料名には触れていないが、それはさておいても1個100円余の菓子パンに、こんなにたくさんの原材料や添加物を使用するのはどうも違和感がある。

 私たちが普段食べている小麦粉、チーズ、卵などを使うのは当たり前だが、表示されたものの後半は添加物の羅列だ。半ば以降のそれらの1つ1つは食品としての安全性基準に合格していて、色あざやかにする、硬くならないようにする、しっとりとさせる、風味を出す、腐りにくくして長持ちさせる、等々の目的で使用されているのだろう。

 とはいえ、それらのすべてが人体内に入ったとき、どのような化学反応を起こし、健康にどのような影響を及ぼすかまではわかってはいないはずだ。まして、このパン以外にも人はさまざまな食品および添加物を口にする。このパンのように、やたら多くの原材料や添加物を用いる食物ばかりを摂るような食生活だったら、身体はどうなるだろうか。

 売れること、コストを安くすることが先に立ち、消費者の健康が二の次にされていないか気がかりだ。 

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