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2008年10月31日 (金)

株式のエレベーター相場

 激しく下がったり上がったり。今週の日本の株式相場は先行きへの不安からの売りと、下値と読んで買いに出るのとで、相場の振幅が極端に大きかった。きょう(10月31日)の引けにかけての急落は、来週以降の株式相場に対する弱気筋の心理が表れたように思える。

 年初には誰も想像しなかった株価の暴落で、個人投資家・株主は相当の痛手を受けているはずだが、テレビニュースなどを見ていると、街頭でインタビューに答えている投資家・株主の表情は概して穏やかだ。退職金を注ぎ込んだのに大きく下がってしまい、含み損失を抱えている高齢者が少なくないと思われるが、「戻るまで塩漬けにするしかない」などといたって冷静である。

 政府はこれまで間接金融から直接金融へのシフトを訴え、国民に株式投資を推奨してきた。それに応じて株式を買ったら、ひどい目にあった、どうしてくれる、というような不満、批判は聞こえてこない。投資は“自己責任”という原則が隅々まで行きわたっているということだろうか。それとも、国民の多くが物質的な豊かさに囲まれていて、株価が下がっても生き死にには関係ない、まじめに怒って抗議デモをしたりするような気にならないということなのか。

 株価がここまで下がると、もうかりそうだと思って新規に株式投資を始める人たちが出てくる。これこそが市場原理である。今後、預金金利の低下が予想されるから、株式投資の魅力が高まる。もちろん、世界経済のゆくえが株式相場に大きく影響することも考慮しなければならないが、日本の大きな金融資産がこの激動の中でどう動くか、興味がある。

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