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2008年11月 7日 (金)

「Gum Busters」を見た

 最近、都内の駅前広場近くで「Gum Busters」の作業を見かけた。歩道などに黒く張り付いているチューインガムのごみを熱い蒸気と熱水のようなもので溶かし、除去している作業員がいて、その背中には「Gum Busters」と大きく書かれていた。もう1人が区役所総合支所の表示板を持っていたから、区役所が街の美化のためにやっているのだろう。

 「Gum Busters」の機械装置は1998年にオランダで開発され、事業化されたらしい。その後、欧州の諸国に広がり、日本や米国でも事業が営まれているという。捨てられたガムは道路を汚すので、どこでも困っているから、除去専用の機械ができたのはいいことだ。とはいえ、除去作業の費用を税金で賄うのは釈然としない。

 ガムメーカーは、噛んでいたガムを吐き捨てないで、包装紙などに包んでから捨てるようにガム愛好家にお願いしている。しかし、現実は、街の道路のいたるところに吐き捨てられている。先日は、駅の構内で、駅員らしい人がいちいち削り取る作業をしていた。そうした目で街を歩く際、下を見たら、黒くこびりついたガムが多いことに驚いた。

 家電リサイクルなどにみられるように、廃棄物の処理・処分にかかる費用はユーザーが負担するのが原則。実際にユーザーの1人、1人から直接、処理・処分の費用をいただくのが難しい場合には、メーカー・販売の業者からいただいて、その代わりにメーカーなどは販売価格に費用を上乗せするというのが基本的な考え方である。そして、適正に始末しなかった消費者を処罰することも必要である。

 いちいち捨てる現場で摘発するのは事実上不可能だとすれば、自治体はガムのメーカー・販売業者から除去費用をもらい、業者は販売価格に費用を上乗せするのが妥当である。私、ガムを売る人、あなた、ガムを捨てる人、というのが当たり前になっていて、自治体が税金で「Gum Busters」を雇い、ごく限られた道のガムを除去している状況はどこかおかしい。自治体は問題を提起したらどうか。

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