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2008年12月13日 (土)

盛況だったエコプロダクツ展

 ことしもエコプロダクツ展(会場は東京ビッグサイト)を見てきた。例年と違って土曜日(13日)に行ったので、家族連れが多かった。

 エコプロ展は毎年行くたびに変化している。今回は、展示会場が昨年よりも広くなり、東展示場の6つのブースを全部使った。出展者の数もかなり増えた。NPO・NGO/大学教育機関だけで出展者数はゆうに100を超えていた。そのほか、「食から始まるエコライフ」のコーナー、リサイクル関係の業界団体ばかりを集めたコーナー、三井住友銀行の取引先を集めたコーナーなど、ユニークなコーナーがあった。また、シンポジウム等の催事が盛りだくさん用意された。環境が名実ともに国民に根付いた表れだろう。

 意表をついた展示は王子製紙グループ。古紙といっても、いろいろありますよと、種類ごとに大きく束ねてドーンと四方に置いた。古紙含有率を偽っていた事件を反省し、古紙がどんなものかを知ってもらおうというものだ。段ボールのレンゴーも段ボール古紙を併せて展示していた。

 原料が古紙100%の紙製パネルでつくったお棺が展示されていた。これはすばらしいアイデア商品。表面は白木でつくったようにしている。バージン木材を使わない、省資源につながるリサイクル商品のすぐれものだ。

 全体についていえば、リサイクル、リユースなどの循環型経済に該当する展示、水の浄化、省エネ、バイオなどの展示に加え、温室効果ガス削減などに関係する製品や技術などの展示もあり、バラエティに富んでいた。

 ただ、展示の中身をみると、パネルによる説明が多くなり、あっさりした展示が大半という印象を抱く。新技術による装置などをいくつも並べて目を引き付けるというのは至って少なかった。どうやら出展企業はどこも予算を抑えられているらしい。

 近年、大企業などの展示ブースでは、クイズに答えてもらうと、景品をプレゼントするというところが増え、ことしはそれが軒並みだった。簡単な質問への答えを展示から見つけるため、大人も子供もそれだけを探してパネルを見て回っている。そして、説明員がどこそこに答えが書いてあると教えたりしている。

 しかし、そんなことで環境についての適切な知識を得ることにつながるだろうか、考えてしまう。おおぜいの一般市民がエコプロ展にやってくることはすばらしいことだ。せっかく来てくれた人たちが環境問題について適切な知識を得て帰ったかを何らかの方法で検証して、次回に生かすということを主催者は考えてほしい。

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