« 原敬記念館と大慈寺に寄る | トップページ | 人と人とのつながり、支え合い »

2009年1月 1日 (木)

精彩欠く全国紙の紙面

 元旦付けの全国紙に目を通した。全体として、新聞は方向性を見失い、「チェンジ」に即応した紙面づくりができていないような気がする。新聞業界は広告量の激減で厳しい経営状況に追い込まれている。ページ数も昨年より少し減っているように思う。それらが記者の問題意識や発想に反映しているのか、概して元気がなく、精彩を欠いた紙面構成になっている。

 読者の関心が強い政治について、政界の深層に切り込むような記事、特集などがきわめて少なかった。また、金融・経済の世界同時危機を従来と異なる視点で鋭く分析するような記事や読み物も乏しかった。いまのように政治も行政も企業も混迷状態にあるとき、メディアに期待される役割はきわめて大きい。即ち、問題点をきちんと分析、整理し、方向性を明確に指し示すことが求められているのである。そのことへの自覚が薄いのではないか。

 私がおもしろいと思った連載、特集は、読売新聞の連載「農は国の本なり」第一部、日本経済新聞の特集「逆境に克つ」ぐらいである。日経がこの時点で「IT・デジタル特集」を掲載したのは日経らしいというべきか。

 ことしの元旦の新聞には外国の学識経験者などがほとんど登場しなかった。これも経費節減のせいか、内向きになったからか。

 もう一つ、気になったことだが、少子高齢化や若者の新聞離れを踏まえた紙面づくりがなされているとは思えなかった。青少年が読んでみたくなる特集などを工夫すべきだった。 

|

« 原敬記念館と大慈寺に寄る | トップページ | 人と人とのつながり、支え合い »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/184848/43607610

この記事へのトラックバック一覧です: 精彩欠く全国紙の紙面:

« 原敬記念館と大慈寺に寄る | トップページ | 人と人とのつながり、支え合い »