« 「無利子非課税国債」という提案も | トップページ | 怒らない国民 »

2009年2月11日 (水)

御手洗キヤノン会長のわきが甘かった?

 コンサルタント会社「大光」の大賀規久社長が法人税法違反で逮捕された事件は、同氏がキヤノンの御手洗冨士夫会長(経団連会長)と親しかっただけに、メディアで大きく取り上げられている。この事件に関して、御手洗会長は会社としても個人としても関与を否定した。だが、ここで問題にしたいのは、御手洗会長のわきが甘かったのではないか、というトップの自己規律である。

 偉くなるにつれて、いろいろな人が寄ってくる。あれこれ頼んでくる。友人や家族などのつてで頼みごとが舞い込んでくる。それらに応じていると、いい人だと言われる。ちやほやされ、ますます人がたかってくる。商売によっては、そうした人脈がものを言う。これに対し、公私を峻別する人は無理な頼みごとには応じないから、企業などでは融通がきかない人だとみられがちだ。大きな組織では、大体、偉いさんの意向は絶対だから、下の者は、たとえ、おかしいなと思っても、上を諌めるのは至難である。

 しかし、偉い人は組織の階段を上がれば上がるほど、やってはいけないことというのをきちんとわきまえる必要がある。そして、トップといえども間違うことはあるのだから、組織の中に、それをトップに指摘し、改めてもらうチェック機能を内蔵しておくのが望ましい。企業で言えば、コーポレートガバナンスの重要な機能である。

 そうした観点で、大賀氏逮捕にいたる経緯をみると、御手洗氏が第三者のいる公的な場面において大賀氏と同席するなどというのは、公私混同もいいところである。それを御手洗氏が容認していたから、会社の下の人も、第三者も、大賀氏を特別視したのだろう。それが今回の事件の主な背景である。こんな人がキヤノンのトップや経団連会長の座にあるとは。経団連の会員会社のトップは御手洗氏の言い訳を容認するのだろうか。

 余談だが、御手洗経団連会長の叔父で、キヤノンの創業者的なトップだった御手洗毅氏は、長い間、社長、会長の座にあり、とてもおっかない人だったらしい。役員といえども、御手洗毅氏と口をきくときは緊張したらしい。そうした社風はその後、大きく変わったと思っていたが、どうだろう。

|

« 「無利子非課税国債」という提案も | トップページ | 怒らない国民 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/184848/44027885

この記事へのトラックバック一覧です: 御手洗キヤノン会長のわきが甘かった?:

» キヤノンmj [知っていないと恥ずかしい、あなたに役立つ最新ニュース]
<お得お買い物情報> 今なら実質無料~2000円引きで購入できちゃいます! 当店全量契約の市場に出回らない希少価値の高いお米!!【20年産新米100%】契約栽培米滋賀県 産... 超お得!楽天で2000円分のお買い物ができる楽天カードの申込は下記をクリック!! 楽天市場で使える2,000円分のポイントプレゼント! --------------------------------------------------------------------キヤノン PIXUS iP260... [続きを読む]

受信: 2009年2月12日 (木) 05時52分

« 「無利子非課税国債」という提案も | トップページ | 怒らない国民 »