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2009年3月26日 (木)

WBC優勝・小沢代表やめず・欧米の財政悪化

 侍ジャパンのWBC優勝は最近では唯一の明るいニュースだった。多くの国民は、ハラハラしたが、最後は「やったあ」という気分ではなかろうか。国民は満たされた気分をできるだけ長く味わいたいから、優勝したあとのゲームの回顧、共同会見、帰国の出迎えなど、“続報”も見てしまう。

 しかめっ面をしているよりも笑顔でいるほうが健康にもいいことはわかっているが、ずっと、不景気な話ばかりで、なかなか喜びを笑顔に表す機会が少なかったような気がする。ただ、WBCに関しては、侍ジャパンのメンバーが全員、試合に出場できたのかしらとちょっぴり心配している。一度も出る機会がなかった選手がいたとしたら、内心、さぞ辛かっただろうなと思うからだ。プロはその点、割り切っているとは思うのだが‥‥。

 民主党の小沢代表は秘書が起訴されたが、政治資金規正法違反にすぎないから辞めないと言った。秘書逮捕に関しては、3月4日付けのブログで書いたように、いろいろな視点がある。しかし、小沢代表や民主党が24日に示した対応には、一点だけ納得できない。

 政治資金規正法に違反したら、刑罰は最高懲役5年‥‥という。ところが、規正法に違反しても、それは大したことではないというのが小沢代表の主張であり、民主党の見解なのである。専門家といわれる人たちの中にも、そうした意見の持ち主がいる。しかし、懲役5年に相当するような犯罪をおかしても、別に悪いことをしているわけではないというのはどういうことなのか。法をつくる立場の国会議員が、それを言っちゃあ、お終めえよ、と言わざるをえない。民主党の法治国家観では、最高懲役5年‥‥程度の刑罰を規定した法律はたくさんあるが、それらは皆、破ってかまわないことになるのではないか。民主党の国会議員のほとんどは法遵守を無視し、党の結束を優先しているが、こんな議員ばかりの政党が政権をとったら、何をやり出すか、おそろしくなる。

 オバマ米大統領は記者会見で財政赤字を「私の最初の任期終了までに半減する」(日本経済新聞25日付け夕刊)と述べた。ブッシュ政権から引き継いだ1.3兆ドルに加えて、経済再生策で財政赤字が膨らむ一方だが、財政健全化を意識している。また、欧州委員会はフランス、英国、スペインなどEU加盟5ヵ国の財政健全化目標の達成期限を提案した(同)という。EUには年間の財政赤字をGDPの3%以内に抑えるという財政協定がある。経済危機のため、一時的に3%超を容認したが、元に戻すのがねらいだ。現実には、期限を定めても守れるか疑問もある。

 だが、財政健全化の基本に立ち返るという米欧の姿勢は日本も真似る必要がある。財政赤字が最も深刻な国は日本であることを日本の政治家も官僚もいまや忘れかけているようにみえる。

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