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2009年3月12日 (木)

魚心あれば水心の巨額献金

 舛添要一厚生労働大臣が6日の記者会見で、自らが受ける政治献金について、次のように語っている。①ほとんど献金をもらっていない。ちょっと恥ずかしいくらい少ない。②カンパで3千円とかくださることがある。ありがたいということできちんと名前を確認する。③5万円を超えるような多額のときは必ずチェックして、怪しい団体じゃないか見るようにしている。

 舛添大臣は参議院の比例代表であり、タレント性もあるので、選挙には強い。自民党の衆議院議員などと違って、政治活動のために必要なカネは少なくてすむだろうし、それほど献金に頼る必要はないかもしれない。彼は政治献金に関する限り、与党の政治家としては例外的なほうに属すると思われる。だが、舛添大臣の言うように、多額の献金を受けるとき、相手が何者か、献金のねらいは何かを確認するのは、政治家であれば、誰もが当然にやるべきことではないだろうか。

 見ず知らずの政治団体が見返りも何も求めず黙って何百万円も政治家の資金団体に献金するなんてことはありえない。どぶに捨てると同じだからである。だから、本当は誰が献金するのかを政治家側に必ず伝えると考えるのが自然だ。そして、政治家側も、献金の真の出し手が誰か、何のためかをも知らずに、あるいは知ろうともせずに、特定の者から巨額の献金をホイホイと受け取るのはありえないし、あったとしたら、明らかに異常な神経の持ち主である。

 秘書が政治資金規正法違反で逮捕された小沢一郎民主党代表は検察のやりかたを批判しているが、それよりも、彼の言い分を前提にすると、わけもわからない団体からホイホイ巨額の献金を受け取った自らの非常識さを恥じるべきだろう。西松建設からであることを知らずに受け取ったなどと合法性を強調するのは誰が考えても詭弁である。

 その点に関しては、昔、自分が所属していた自民党の金権体質につかったまま今に至っていると言えるかもしれない。クリーンなイメージを民主党が打ち出そうとしているのに、その代表が政治にカネがかかるという意識で大口の企業献金を無造作に受けるのは、ちぐはぐした感じだ。

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コメント

「民主党・長妻議員の動きにピリピリする霞が関」 霞が関の「居酒屋タクシー」問題を、各府省庁への「質問」で暴いた民主党の長妻昭(ながつまあきら) 衆院議員。
  その長妻氏が十月、内閣総務官室あてに「首相官邸に百二十人分の空き執務スペースがあるのか」 という資料請求をしたため、霞が関の官僚らの間に緊張が走った。
  民主が政権を奪取した場合、小沢一郎代表は、中央官庁の機構改革を断行して総勢百人以上の 議員を各省庁に配置すると明言している。 「長妻氏の資料請求は、官邸にも大量の議員や民間人を送り込むことを想定してのことだ」 と民主党関係者は解説する。

  この話は所管の内閣府から霞が関全体に一気に広がった。「民主党政権が誕生すれば、役所の幹部ポストについて政治家と民間人の任用が格段に増えることは確実。ポストを 失う各省庁の幹部たちはピリピリしている。 天下りなど認められるはずもないし」と財務省関係者。
この資料請求を受け、警察庁など 複数の省庁で、民主党の霞が関改革、特に人事方針に関して情報収集するよう号令がかけられたという。 ある中央官庁幹部は「とにかく民主党に政権をとらせなければすむことだ。 元警察庁長官の漆間巌(うるまいわお) 官房副長官の指揮のもと、警察庁や国税庁などが民主党議員のスキャンダル探しに躍起となっている」と語る。

投稿: | 2009年3月12日 (木) 03時11分

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