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2009年3月28日 (土)

09年度予算が政府案のまま成立

 小沢民主党代表の秘書逮捕と代表続投の影響で、与党に対する民主党の攻勢がすっかり鈍ってしまった。09年度の国家予算案と予算関連法案は政府案通りに成立した。経済危機の真っ只中にあるから、予算案が今年度のうちに成立するのは歓迎されるが、政府案の問題点を指摘して修正に持ち込むぐらいのことが欲しかった。

 09年度の一般会計予算は88.5兆円(08年度は当初予算が83.1兆円、補正後は88.9兆円)。歳入の内訳は、税収が46.1兆円、公債金33.3兆円(うち赤字国債25.7兆円)などと「借金財政」だ。

 歳出の内訳は、一般歳出51.7兆円、国債費20.2兆円、地方交付税等16.6兆円となっている。一般歳出のうち半分近い24.8兆円が社会保障関係費である。とにかく社会保障関係費だけは急ピッチで増えている。また、借金増に伴い、国債費も増加している。

 いずれ09年度補正予算が組まれる見通し。したがって、補正後の予算規模は過去最大となるだろうし、国債の大規模な追加発行が予想される。

 09年度一般会計の当初予算をもとにすると、公債残高は09年度末に607兆円程度となり、地方の分を合わせると、重複を差し引いて国・地方の長期債務残高が804兆円程度に達する見通しという。このほかに、財政投融資特別会計国債残高が123兆円程度あるなど債務残高はもっと大きい。

 過去を振り返ると、一般会計の歳出総額と税収との差は1990年ごろを境に大きく広がり出した。いわゆるワニの口のようになっている。その開いた口が2005年度あたりから狭まり始めたものの、08年度からまた開き出した。歳出と税収との差は借金で賄っているから、年々、国債残高の増大に示されるように、国の借金は膨らむ一方だ。いまの経済危機はそれに拍車をかける。 

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