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2009年4月25日 (土)

死体遺棄された小4女児のいたましさ

 SMAPのKさんが公然わいせつ罪で逮捕され、自宅の強制捜査を受けたという事件。テレビや新聞などで大きく報道された。酔っ払い運転をしたわけでもないし、ヤクを使っていたわけでもない。酔っ払って公園で大きな声でどなったりしていただけのことだ。それなのに、いかにも大事件のように扱う。人気スターだからとはいえ、いかにも“平和国家、日本”らしい。

 24日夜の記者会見をテレビで見たが、カメラのフラッシュは、のべつ幕なし。根掘り葉掘り細かい、かつ、どうでもいいようなことばかり次々に質問しているのにはあきれた。誰だって、ときにはのんで騒ぎたくなるようなときがある。ましてKさんは人気のスターだから、ひと目を気にしないで破目をはずしたいときがあってもおかしくない。だが、会見はひたすら犯罪者扱いの質問ばかり。メディアで取材・執筆する記者たちの人間観がいかに薄っぺらなものかを露呈していた。

 そんな報道よりも、大阪市の小学校4年の女児が親の虐待で死亡し、遺体が遺棄されていた事件のほうが私にはとても大きい出来事に思える。急速に進んでいる少子高齢化は現代日本の深刻な問題であり、将来の日本を担ういまの子供たちは国の宝とも言うべきものである。それなのに、実の母親に内縁の夫ができて、子供がこの父母から虐待を受けて死ぬといういたましい事件がしばしば起きている。同様な事件を起こさないためにどうしたらいいか、メディアは真っ向からそれに取り組んでほしい。

 事件を踏まえると、生活が安定すること、そのための仕事を確保すること、孤立しがちな都会暮らしでの人々のつながり・支え合いを築くこと、学校や地域で子供を見守ること等々、現代日本が抱える課題は実に多い。我々の未来を託す宝である子供たちがいきいきとして育つように、社会のありようを見直したいものだ。それに比べたら、SMAPのメンバーの公然わいせつ罪なんて、報道する価値はほとんどない。

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