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2009年6月20日 (土)

世界初の「温暖化ガス時計」がNYに

 地球温暖化を引き起こす温室効果ガスが大気中にどれだけあるか、そして、それが時々刻々どれだけ増えているか。人の目には見えない、この温室効果ガス(ストック)の現在値をデジタルカウンターで表示する掲示板が18日、ニューヨークの街中、33丁目7番街に登場した。

 20mを超す大きな縦長の掲示板には、「Know The Number」(数値を知ろう)と書かれ、CO2に換算した温室効果ガスの現在値が示されている。3兆6421億‥‥トンという数値が読める。いま見ると、1秒間に約800トン増えている。

 設置したのは、ドイツ銀行グループの資産運用会社であるドイチェ・アセット・マネジメント社(DeAM)。人はCO2のような、目に見えない温室効果ガスは意識しない。しかし、数値で見える化することで、気候変動問題に関心を持ってもらい、人々が排出削減に努めるようになってもらいたいというのが目的という。資産運用会社は排出権取引にも関わるので、PRのねらいもあるだろう。

 この世界初の「温暖化ガス時計」のカウンターはネットでも見ることができる。(www.know-the-number.com)

  このブログで紹介したことがある「借金時計」と違い、この「温暖化ガス時計」の絶対値を見ても、一般大衆はその大きさの意味がピンとは来ないだろう。ただ、大気の中の温室効果ガスの量がいかに急速に増大しているか、は実感するのではないか。

 地球温暖化など気候変動の影響を抑えるには、京都議定書のような政府間の取り決めだけでなく、さまざまな主体がそれぞれ自分の知恵と工夫で温暖化防止などの対策に取り組むことが求められている。日本の企業にも、ドイツ銀行グループのように独自の取り組みを行う企業が出てくることが望まれる。日本の政府も企業も、目先の温暖化対策にすら消極的な姿勢を示すようでは、環境立国などと広言するのはおこがましい。

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