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2009年6月14日 (日)

日本共産党、志位委員長の反省

 今月10日に志位和夫日本共産党委員長の記者会見を聞いた。総選挙では「進路を問う」として、2つの旗印を掲げ、国民の審判を仰ぎたいと語った。2つの旗印とは、①ルールある経済社会を築こう、②自主自立の平和外交を築こう、というもの。

 また、「自民、民主の両党とも、21世紀の日本をどうしたいのかが見えてこない。自民党は白旗しか掲げる旗はないと新聞に書かれていた。民主党は官僚支配を打破して、どんな国をつくるのか見えない」と述べた。そして、「自民、民主にはあまり違いがない。しかし共通部分に問題がある」として、消費税、ソマリア、憲法第9条を挙げた。

 オバマ米大統領のプラハ演説(4月5日)が核廃絶に向けて「よくぞここまで踏み込んだ」という内容だったので、志位委員長は感銘を受け、オバマ大統領に書簡を送った。それへの返書が5月16日に来た。それに関連して、「私たちは政権を担う政党に成長していきたい。だから、経済界との話し合いや大統領への書簡はその一歩」と語った。

 また、19か月前から入党者を増やすことに力を入れており、毎月1000人が新規に入党すると明らかにした。それに関連して、「生活苦などで相当傷つきながら入党してくる。党の側が彼らの話をよく聞くこと。聞く力が大事だと確認した」旨を述べ、、「共産党員は話すほうが得意で、聞き下手の傾向があるから」と付け加えた。「共産党はよく聞いて受け止める力が大事。党が試されているなと感じる」とも語った。

 これに対しては、いまごろ何を寝ぼけたことを共産党は言っているのか、という批判をすることもできよう。でも、自民、民主の二大政党に日本の政治を任せることに不安を抱く向きは多いから、共産党が開かれた政党になって現実に根ざした改革をかかげるようになることは歓迎される。志位委員長の発言は、日本共産党が変わり始めた兆候かもしれない。

 

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