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2009年7月 1日 (水)

一般会計と特別会計の連結で見えること

 財務省が「特別会計のはなし」の新版を発表した。日本の国家財政は一般会計よりも特別会計のほうが規模が大きい。しかし、議会では長年、一般会計のほうにばかり目を向けて審議してきたし、メディアも一般会計の内容を中心に報じてきている。だから、特別会計は所管官庁の好きなように運営されてきたという面があるし、各官庁のおいしい利権や天下り先にもなってきた。ここでは、一般会計と特別会計とを一緒にしてみたときの財政規模や、その特徴を見てみる。

 09年度予算の一般会計と特別会計とを連結し、重複部分を除いた純計ベースだと、歳入220.1兆円、歳出206.5兆円。うち一般会計が歳入81.6兆円、歳出37.1兆円なのに対し、特別会計は歳入138.5兆円、歳出169.4兆円に達する。歳出では特別会計が一般会計の4倍超の規模である。

 主要経費別歳入歳出純計額を見てみると、歳入220.1兆円のうち、公債金及び借入金が何と91.1兆円にも達する。租税及び印紙収入は48.0兆円に過ぎない。次いで保険料及び再保険収入35.1兆円などである。

 そして、歳出では、国債費が78.9兆円と一番多い。次いで、社会保障関係費が68.5兆円に達する。これら2つで歳出全体の7割を超える。日本の国家財政が借金まみれ、極端な借金依存になっていることが浮き彫りになる。

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