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2009年8月24日 (月)

政見を見聞きするにつれ、投票に行く意欲がそがれる

 選挙運動が本格化して感ずることがいくつかある。

 歯が浮くという言い方があるが、あれもします、これもしますと政党の立候補者が次々にぶつ政見放送を見た。こっちの水は甘いと、国民にカネをばらまくようなことばかりを約束していたら、日本の国民をスポイルさせないだろうか。

 生き馬の目を抜く世界の中で日本国の利益をしっかりと守るためには、世界の現実を国民に伝え、我慢すべきは我慢するように説得するぐらいでないとまずい。いまの有権者に気に入られるようなおいしいことづくめの政策を行なっていたら、国の財政は破綻するしかない。未来志向の欠けた認識しかない政党間の政権争いは国を滅ぼすおそれすらある。

 天然資源に乏しい日本は人的資源しかない国だといわれてきた。その言い方はいささか誇張されているとはいえ、日本国は外国と輸出・輸入や資本交流を盛んにして、いまのような豊かな生活水準を享受できているのである。それも平和であるという留保条件付きである。したがって、少なくとも、周辺国と経済、安全保障、人的交流などで仲良くする努力を怠ることは許されない。

 そして、主要先進国の1つとして、世界の極端に貧しい人々を支援し、軍事的な争いをなくすために貢献する必要がある。そうした点が総選挙の争点になっていない。主要政党はあまりにも鎖国的な発想に陥っている。

 自民党は今回の選挙で当選者が100人を割る可能性が相当あるらしい。どうやら小泉改革と同様、自民党をぶっつぶすという地殻変動が起きているのだと思う。自民党の候補者にしてみれば、生きた心地がしないだろう。しかし、麻生首相はじめ自民党の幹部はばらまきなどを取り上げて民主党を批判するだけで、地殻変動がなぜ起きたか、反省すべき点は何か、という知的作業を全然していない。

 自民党支持でうまい汁を吸える関係者だけはあくまで自民党についていくだろうが、それ以外の人たちを引き付ける体系立った政策を自民党が打ち出していない、というか、打ち出せないところに同党の決定的な欠陥がある。これでは、野党になっても、与党・政府を攻略し、また政権の座に復帰するだけの力を持つのは難しい。自民党解体の方向がうすぼんやりとだが見えている。  

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