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2010年1月16日 (土)

低い新卒予定者の就職内定率

 厚生労働省の発表(14日)によると、大学や高校の今年春新卒予定者の就職内定率(大卒09年12月1日現在、高卒11月30日現在)はかなり低い。大卒は73.1%(前年比7.4%ポイント減)、高卒は68.1%(同9.9%ポイント減)である。高卒の求人数が17.5万人と前年より43.7%も減っているように、経済不振が最大の原因だと思われる。

 ちなみに、短大(女子のみ)は47.7%(同9.5%ポイント減)と、半分の学生しか内定がとれない。一方で、高等専門学校(男子)は96.9%(同1.1%ポイント減)であり、ほとんど不況の影響を受けていない。

 大学や高校を卒業しても、まともな就職ができない若者がたくさんいるのは社会の大きな問題である。卒業してすぐ就く仕事があるのとないのとでは、彼らの人生を大きく左右しかねない。まともな職場に入れば、あいさつの仕方、電話のかけかた、お客さんへの対応、仕事の進め方、組織人としての処し方、担当業務の基礎知識習得、等々、社会人としての基礎を座学やOJTで身に付ける。こうして基礎ができれば、転職しても通用する。しかし、まともに就職できず、パートなどを続けていると、よい仕事、収入になかなか恵まれない。

 若者は体力、エネルギーに満ちあふれている。その人たちが思うように働けないと、社会の損失であるばかりか、不満が鬱積し、犯罪、戦争といった危険な方向に走る心配がある。

 したがって、政府は雇用拡大につながる景気回復、経済成長に取り組むことが求められている。それとともに、長時間労働を減らし、若者をもっと採用するよう、年功序列賃金体系をもう少しフラットな賃金体系に修正するよう経済団体や連合などに要請したらどうか。経済界には近年、「企業の社会的責任」を自覚(?)した企業が増えているから、バブル崩壊以降に社会に出た世代に多少とも救いの手をさしのべるよう期待する。

 ところで、衆議院議員の石川知裕氏が政治資金規正法違反容疑で逮捕されたあとも、民主党の小沢幹事長は疑惑について、国民が納得するような説明をしていない。それなのに、鳩山首相は小沢幹事長を信じているとバカなことを言っている。民主党がこのように政治不信に輪をかけるような態度を続けていたら、失業者が多いなど不穏な社会情勢だけに、政治テロが起きるおそれがあるように思う。

 政府・与党は18日に始まる通常国会で2010年度予算などの早期成立をめざしているが、それならば、余計、鳩山首相が小沢幹事長の言い分だけを聞くような国民無視の姿勢を改める必要がある。

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コメント

初めまして。就職・転職を経験し、
今は日本の企業組織の変なルールに疑問を持つ、
バニーです。

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投稿: バニー | 2010年1月17日 (日) 16時52分

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