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2010年2月18日 (木)

危険がいっぱい

 バンクーバーの冬季オリンピック。ハーフパイプなどの種目は危険がいっぱいだ。失敗したら、大けがをしかねないし、命を失うこともありうる。見ていると、はらはらしてしまう。それでも、選手たちは好きでやっているのだからいい。そんな世界と違い、一般人の市民生活における危険はいやなものだ。

 ふとん屋さんに注文してふとんを新調した。届いた日にさっそく寝てみたら、ちくりとする。調べたら、マチ針が1本残っていた。今週、身近で起きた出来事である。ふとんをつくる業者が綿を入れて縫い合わせたとき、マチ針を取り忘れたらしい。幸い、大事に至らなかったが、目などを刺したら、おおごとである。

 何本のマチ針を使ったか。そして、作業が終わったら、回収した針の数を確認する。医者が手術で使ったメスなどの数を照合し、人体内に置き忘れたりしないように確認するのと同様に、仕事の基本である。

 また、数日前、東京・日本橋かいわいでのこと。横断歩道の信号が青になってから人より少し遅れて渡ろうと一歩踏み出したら、右から自転車が突っ込んできた。びっくりして私は踏みとどまった。車道を走ってきたこの自転車は赤信号に変わっていたにもかかわらず、無理やり走ってきたのである。乗っていた若い女性は、ごめんなさいも何も言わず、行ってしまった。

 10年ほど前、名古屋市内で同様な目に遭ったことを思い出す。若い男が乗る自転車が、横断歩道の信号が赤になりそうだというので、加速し、横断歩道に入ってきた。勢いがついているので、渡っていた私に真正面からぶつかりそうになった。私はなんとかよけたが、そのときも、男は知らん顔で去った。

 毎日、通勤電車で通っていた頃、電車が遅れることはまずなかった。しかし、このごろはちょっと出かけたとき、往きか帰りのどちらかでちょくちょく遅延する。先日は往復両方とも遅れた。定刻運転が当たり前だった首都圏の電車運行に異変が起きているのではないかと思う。

 その理由はいくつか考えられる。1つは、自殺だとか、人が線路上に入り込んだなどといった、人に基づく運転ストップの多発である。2つ目は、車両故障や信号システムの故障などといった運行設備・システムのトラブルが多いことである。3つ目は、JR、私鉄の相互乗り入れなどに伴い、ある路線でトラブルが起きると、それが関連する路線の運行にまで影響するようになったことである。

 問題は、2つ目である。失敗学によると、小さなトラブルが多発すると、いずれ大きな事故が起きる可能性が高い。先ごろ、東海道新幹線が長時間ストップしたが、原因は単純な作業ミスだった。大企業であろうと、小企業であろうと、仕事をきちんとする心構えがおろそかになっていはしないか。競争が激しすぎるからといって、経営者や従業員が規格や品質をないがしろにする傾向がありはしないか、気になる。それだと、競争力自体が劣化していく。

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