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2010年3月25日 (木)

一般・特別会計予算の純計は215兆円

 2010年度の国家予算が決まった。政府が1月に国会に提出した予算案が全く修正なしに09年度内に成立したのを鳩山首相以下の閣僚が喜んでいたが、何ともしらける感じだ。

 完璧な予算なんてありえない。衆参の予算委員会で長々と審議(?)すれば、おかしな点、改めたほうがいい点、などが浮かび上がる。そして、審議の結果、よりよい予算案に修正されると思うのが常識である。

 ところが、鳩山政権は予算案の手直しに一切応じなかった。マニフェストで約束したようには財源をひねり出すことはできなかったのに、子ども手当など、ばらまくほうはほとんど抑制しなかった。税収よりも国債新規発行額のほうがかなり多いという、財源を考慮しない予算編成はどうみても異常だが、予算審議でその点を指摘されても、数の力で押し切れるという姿勢で臨み、事実、そうした。

 このように、鳩山政権は国会での予算審議を単なる儀式としかみなさなかった。首相はじめ全閣僚が出席して、ただただ無駄に時間をつぶすというのは税金の無駄遣いもさることながら、民主党の名にふさわしくなかった。議会政治の空洞化はきわめて危険だ。

 成立した2010年度予算は、一般会計が92.30兆円(09年度は補正を含め106.85兆円)、特別会計が367.07兆円(同359.97兆円)である。単純合計は、459.37兆円(同466.82兆円)。重複を差し引いた純計では215.07兆円(228.28兆円)となった。

 内国債の10年度末見込み額は771.22兆円で、09年度末見込み額731.60兆円よりも約40兆円増える。08年度末と比べると実に約90兆円多い。世界的な経済危機という事情があったとはいえ、国債に大きく依存し続けるのはストップしたい。財政危機に直面したギリシャなどの財政対策を見習うべきである。

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コメント

予算が無いと国会ではすぐ増税に頼りますが、なぜ特別会計を見直す事に手をつけないのでしょうか?今までも少し話題に上るだけで断ち切れてしまいますが、なぜでしょうか?

投稿: 大津 | 2010年6月23日 (水) 14時58分

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