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2010年3月11日 (木)

「自由民主党」-「自由」=「民主党」

 二大政党制が確立すると日本に民主政治が定着するということで、多くの識者が民主党への政権交代を支持した。だが、民主党を軸とする連立政権が成立してほぼ半年、事態は識者たちの思い込みとは異なる展開をみせている。

 メディアの中で、最も民主党への政権交代を推進した朝日新聞は、ことしに入ってから、民主党批判の色彩を強めている。指摘している点はおおむねもっともなことばかりだ。11日の朝刊の社説では、「コンクリートから人へ」と政権公約でうたったはずの民主党が、高速道路建設の促進へと舵を切るのを批判している。それも、一般会計ではなく、高速道路会社の予算に組み込むため、国会のチェックが効きにくいという。

 コラム記事では山岡賢次・民主党国会対策委員長を取り上げて、2年前、参議院で額賀福志郎財務相の証人喚問を与党(自民党)欠席のまま多数決で決めたのに対し、今回、疑惑の程度がはるかに深刻な小沢一郎幹事長らの証人喚問を拒否したのはおかしいと指摘している。その記事では、鳩山由紀夫首相、菅直人副首相の名を挙げて、自らの志を失ってはいないか、とも批判している。

 社説では、割引財源の建設費への転用を促した小沢幹事長に対し、前原誠司国土交通相は反発したが、結局、党側の圧力に押し切られたととらえている。鳩山、菅、前原といった民主党の看板政治家は、選挙対策という名の利益誘導を黙認しているのである。選挙に勝つには何をしてもいいというような政党なら、革新政党でも何でもない。

 あるいは、名だたる政治家が節操を失ったのは、権力の座にいるうまみ、心地よさにとりつかれたのかもしれない。ボディーガードが付き、また、蜜にたかるように利権、カネを求めて業界、地方政界などから先生、先生と言い寄ってくるため、ついついお偉いさんになったうれしさが、志を忘れさせてしまったということもありうる。国会の委員会審議で、閣僚が遅参したり、居眠りしたり、ふざけた答弁をしたりするのは、そうしたおごりと無関係ではなさそうだ。

 一方、下野した自由民主党は、執行部の交代を求める与謝野馨氏の主張も出て、解体の方向に行きつつあるようにもみえる。自民党の再生をめぐる党内外の議論はさかんになる一方だろう。それにひきかえ、民主党は「物言えば唇寒し」で、閣僚であろうとなかろうと、国会議員の「言論の自由」はないに等しい。こじつけだが、党名の「民主党」には「自由民主党」と違って「自由」がない。名は体を表しているのである。

 二大政党制が望ましい姿になるとしても、しばらくはかかるだろう。その間の状況は日本の危機でもあるが、それを早く突き抜けるには、国民一人ひとりが自分の問題として政治に積極的に関わっていくようになることが欠かせないと思う。

 

 

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コメント

マスコミが報じない麻生政権の実績
http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/258.html

政権交代詐欺の共犯者はマスゴミだ
http://www.youtube.com/watch?v=ADU_tXaY2WY

日本国民を騙し続けた、日本の朝鮮メディアTBS
http://www.youtube.com/watch?v=sgXFfrV0Fdk

マスコミが報道しない麻生太郎の真実
http://www.youtube.com/watch?v=0BvBK-lBdKM

投稿: うらら | 2010年3月12日 (金) 17時48分

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