« 「平成21年度 医療費の動向」を読む | トップページ | 奇妙な静かさ »

2010年8月19日 (木)

ぞっとしない民主党“ゾンビ”の復活?

 猛暑というか酷暑というか、熱中症による死者が多数出ている今夏。少しでも涼しくしてやろうというのか、民主党の総裁(総理大臣)-幹事長をついこの間やめたばかりで、静かにしているはずの鳩山由紀夫ー小沢一郎のお二人がゾンビのごとく動き出している。確かに、ぞっとする。

 首相・党総裁を退き、政界からの引退を示唆した鳩山氏は最近、中国を訪問し、温家宝首相と会談した。19日には、軽井沢で開かれた鳩山グループの研修会に出席してあいさつ、あと、小沢グループの議員も参加したパーティーを鳩山氏の別荘で開いた。そこには小沢氏も顔を出した。小沢グループの主要なメンバーも加わっていて、あたかも反菅決起集会のようである。

 9月の民主党総裁選挙を控えて、党内権力闘争が本格的に始まったということだろう。小沢氏が名乗りを上げることを期待する議員が多いが、小沢氏が立たなければ、小沢グループないし鳩山グループから菅直人氏の対立候補が出てくるとみられる。

 だが、鳩山、小沢の両氏は政治とカネなどの問題で、国民が納得する説明を国会で行なうよう求められても、それに応じなかったことはまだ記憶に新しい。鳩山氏が首相・総裁を、小沢氏が幹事長から退いたというだけで、堂々と国民の前に大手を振って歩ける状況ではない。まして、常識的にみれば、グループを主宰することすら、おかしい。菅首相は国会答弁で、両氏が辞職によって責任をとったという解釈をしていたが、それに納得するほど国民は馬鹿ではないと思う。

 昨年の総選挙で民主党が掲げたマニフェストは、政権をとりたいがために、与党を徹底的にくさし、バラ色の公約をいっぱい盛り込んでいた。しかし、政権の座に就き、国政を担ったら、無理な公約を取り下げ、あるいは修正するのが当たり前だ。そんなことすら、ろくにできないまま、党内の政権争いが続いているのが現在の民主党である。これでは、国民に愛想をつかされ、海外からは内向きで存在感がないため、無視されるだけだ。日本経済の危機は深まる一方である。

 しかし、以前にも書いたが、昨年の衆議院選挙で当選した民主党の国会議員は、このような国難にきわめて鈍感である。国政上の数限りない難題に対し、自分の限られた知識や経験だけで対処しようという低レベルの議員が多いからだと思う。要するにわかっていないのである。だから、○○グループなどという派閥に所属して、ボスの言う通りに動いている。猿山の猿のごとく、群れていると言ったら失礼にあたるか。

 民主党は政党が備える綱領すら持たない。要するに、政治理念や理想などを共有する政党ではなく、権力の座をめざすという一点だけで集まっている集団にすぎない。その本質がいま国民の前にさらけだされている。

 

|

« 「平成21年度 医療費の動向」を読む | トップページ | 奇妙な静かさ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/184848/49194176

この記事へのトラックバック一覧です: ぞっとしない民主党“ゾンビ”の復活?:

« 「平成21年度 医療費の動向」を読む | トップページ | 奇妙な静かさ »