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2010年9月11日 (土)

いくつになってもチャレンジするのはすばらしい

 ことしの司法試験合格者の発表で、最年長は、まもなく66歳となる男性だった。「経済学部を卒業し、40年近く新聞社で働き、退職後、法科大学院に進学。3回目の挑戦で夢をつかんだ」(日本経済新聞9月10日付け朝刊)という。定年後をどう生きるかが長寿社会における退職者――特に男性――の悩みだが、この男性のようなチャレンジは多くのオールドボーイに刺激を与えるに違いない。

 この男性は「法学部出身ではなく、社会人を経て還暦を過ぎてからでも、頑張れば法律家になれる」(同)と語ったそうだが、最近、「頑張る」という言葉がすたれていただけに、とても新鮮な印象を受けた。内向きといわれる日本社会だけに、老・中・青の大勢の人たちが、できれば大きな夢に挑戦するようになってほしい。

 日本では、65歳以上の人口が23%に達した。企業によっては定年を60歳にしたままで、65歳以前に雇用延長を打ち切るところが少なくない。このため、企業社会をみると、元気な高齢者のエネルギーを十分に活用できていない。一方で、若者の失業率は高く、その就職が社会的な課題になっている。そうした老ー青の利害対立のもとで、高齢者は自らの生きがいを個々に追い求めるしかない。

 周りをみると、年金暮らしになっても生き生きとしているのは、趣味やボランティア活動などでさまざまな交友をしているタイプである。もちろん、収入を得られる仕事に就いている人は別である。要は、生きがいを感じるための自分探しである。年をとるにつれて記憶力が減退する中で、司法試験に合格するというのは至難の業だが、それをなしとげた集中力、体力、気力は驚嘆に値する。若者に大きな刺激となることを願う。

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