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2010年10月11日 (月)

衝突船長は酔っぱらっていた?

 尖閣諸島近くで日本の巡視船に中国の漁船がぶつかってきた事件について、「あの船長はアル中で、事件のときも酔っぱらって船を操縦していた」という話を最近、聞いた。真偽は確かめられないが、クルマの酔っ払い運転と同じようなものと考えると、その見方は的を射ているような気がする。

 もしそうなら、酔っ払い運転による器物損壊の罪に問われるべきだったのかもしれない。国と国との関係を揺るがすきっかけは、そんな些細なことなのだろう。かつて、帝国主義といわれた欧米諸国や日本は侵略の口実に、こうした類の事件を利用したりした、と考えると、些細なことと片付けるわけにはいかないのかもしれないが。

 ハノイで開かれたASEAN拡大国防相会議に出席した北沢俊美防衛大臣は中国の梁光烈国防相と会談した際、不測の事態に備えた海上連絡体制、いわゆるホットラインの設置を提案した。これは、実現すれば、日中両国間が領海紛争などで、ちょっとした出来事をきっかけに緊張関係に入るのを避けることに役立つ。梁国防相は提案に色よい返事をしなかったようだが、日中軍事当局間にホットラインを設けるのは、領土、領海紛争を軍事対立にいかないようにするための1つの知恵だ。中国がそれに応じるか否かは、中国の帝国主義的色彩の度合いをうらなう手掛かりとも言える。

 ギョウザ事件も、漁船の衝突もそうだが、中国は自分に都合の悪いことはほおっかむりする。自分から悪かったと詫びることはまずない。とにかく言い訳をして責任を回避する。そういう指摘が中国関係の専門家から聞こえてくる。外交とはそういうものとの見方もないわけではないが、米国とは別の意味で超大国となった中国には、大人の風格が欲しい。ホットラインについても。

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