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2010年10月 6日 (水)

民主党の化けの皮がはがれる

 東京第五検察審査会が小沢一郎衆議院議員を政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で強制的に起訴すべきだと議決した。議決日が民主党総裁選の行なわれた9月14日だったことから、あれこれ推測が流れているが、それはさておき、これで小沢氏の政治家としての命運は断たれたと見てよかろう。

 それにつけても、民主党の小沢グループの人たちのお粗末さにはあきれるばかりだ。小沢氏が疑惑に対して、まともな説明を国会の場でしたことはなかったし、国民に対してもしてこなかったことは明々白々である。それは国会議員として許されないことだが、そんなことすら小沢一派の人たちは理解できていない。親分の一大事、親分の言うことはすべて正しい、というレベルの人たちが国会議員なのである。選んだ国民のほうにも大きな責任がある。

 今回の強制起訴に対し、素人の市民が検察庁の結論を否定するのは法秩序を壊すという批判が専門家たちの中から出ているという。小沢氏およびその周辺もそうした考えの持ち主である。しかし、大阪地検特捜部の証拠改ざん事件は、検察は絶対といわんばかりに強大な権力と化した特捜検察のありかたを見直す必要があるのではないかと示唆している。

 検察は国家権力の一部である。尖閣諸島の中国漁船衝突事件で逮捕した中国の船長を保釈したのも、政府の指示に基づくとみられて当然である。検察の上層部は政府の意向を汲んで判断しているのだ。したがって、小沢氏の疑惑について東京地検特捜部が何度も調べたうえで不起訴と判断しても、国民の抱く疑念が晴れないことには変わりがない。強制起訴によって有罪、無罪いずれになろうと、国民が納得するステップを踏むことには大きな意味がある。

 ところで、大阪地検特捜部に逮捕された元厚生労働省局長の村木厚子氏が無罪になったことは当然のことだが、そもそもの郵便不正事件で逮捕された人物以外に関わった人はいないのか、口利きした政治家がいる可能性があるが、それは誰かなどの解明がなされていない。関西では、口利きした政治家の名前を挙げて、彼を追及するなという圧力があったと検察OBが言っているという。

 民主党政権を誕生させた背景には、政界、官界の腐敗をなくしてほしいという国民の願いがあったと思う。残念ながら、民主党政権は自民党政権時代への逆戻りが目につく。

 

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