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2011年1月 2日 (日)

元旦の新聞で知った新たな歩み

 朝、ひんやりとした外気。遠くに真っ白な富士山がみえる。東京都内は天候が安定しているので、外出もしやすい。元旦の午後、池上本門寺に初詣に行った。参拝客が長い行列をつくっている。夕方、日が落ちる頃までも長い行列というのは珍しい。苦しい時の神頼みなのか、安上がりの外出だからか。それに、黒っぽいカジュアルな服装ばかりで、晴れ着の女性を全く見かけない。豊かなニッポンというイメージは感じなかった。

 例年通り、全国紙6紙を買ってきた。めでたい正月なので、社説は別として、こむずかしい経済、財政、社会保障といった最も重たい課題に正面切って取り組む企画記事はない。その代わり、凋落傾向をたどる日本の経済社会に希望を与える読み物がいくつかあった。毎日新聞は読み物「輝く女性たち~海を越えて」で、海外で働く日本の女性の活躍ぶりと、外国からやってきて日本で働く外国人女性のそれとを取り上げている。

 日本経済新聞では、「跳べニッポン人 国を売り込め」で、非先進国に進出した日本企業が、その土地の文化、風土などにきめ細かい配慮をした商品・サービスを提供するようになったのを紹介している。そこでも、若い日本女性が海外最前線で奮闘している例を挙げている。

 単発のニュースだが、東京新聞によると、歩行者感応式信号機が1月から本格導入されるという。高齢者などの中には、横断歩道を渡るのに時間がかかり、途中で信号が変わって困る人がいる。そういう人を感知し、渡り切るまで信号が変わらないような信号機を初めて採用するそうだ。日本は世界で最も高齢化が進んだ社会となった。それに合わせて、社会のさまざまな仕組みを変えて高齢者にやさしい社会にしていく必要がある。そうした時代の要請に応える1つである。

 各紙の全体としては、日本の経済社会衰退に伴う現象に焦点を当てた読み物が多いような印象がある。あとはスポーツ、芸能などの特集が目立つ。日本の危機が深まる割には、新聞の切り込みかたや切れに精彩がみられない。新聞も滅びの流れに逆らえないのだろうか。 

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