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2011年5月11日 (水)

国の国債・借入金残高は1年前より41兆円多い

 財務省が5月10日に発表した3月末現在の国債および借入金の残高は924兆円(未満切り捨て、以下同じ)に達した。1年前に比べ41兆円増えた。このほか、政府保証債務の残高が44兆円ある。

 内国債の残高は758兆円(うち普通国債636兆円)で、1年前より38兆円(同42兆円)も多い。

 国債および借入金の残高は2005年12月末に813兆円と、初めて800兆円台に乗せた。そして2010年6月末に904兆円に達し、900兆円台に乗せた。その間、2008年3月末の849兆円から、同年6月末、848兆円、同年9月末、843兆円へといくらか減る時期もあり、2009年3月末でも846兆円とほぼ横ばいが続いた。

 しかし、2009年12月末以降、増加の傾向がはっきり。民主党政権が誕生してから以降、国債・借入金の残高が顕著に増えている。いまのペースで増えていったら、国債・借入金残高は2年足らずのうちに1000兆円の大台に乗る。ぞっとする規模の借金である。

 国の第1次補正予算では、財政悪化を意識して、無理なやりくりをした。災害復興を主眼に組む第2次補正予算は規模が大きいので、予算見直しだけでは財源を確保できない。増税を言い出しても、即、歳入増につながりにくいので、とりあえずは国債を増発する可能性が大きい。その結果、財政破綻に大きく近づく。

 いまだに、ばら撒き的な歳出をやめず、かつ増税を避けようとする政治家が少なからずいる。政権政党である民主党がそうした無責任な政治家の主張を断固しりぞけて、破綻一歩手前の状態にある日本財政の建て直しに真剣に取り組むことを強く願う。

 危機は突然、訪れる。その予兆は少なからずあるが、いやなものは見たがらないため、「想定外」の出来事のように思うだけだ。国の“借金”が積み上がって起きる財政破綻は、地震などと違って、誰だって容易に「想定可能」なタイプの危機である。

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