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2011年5月 8日 (日)

多摩市議会議員の通信簿

 東京都多摩市の「多摩市議会ウオッチングの会」が3月19日に発行した「市議会ウオッチングニュース」第54号を読んだ。今号は、議会など公開された場での議員の活動を4年間見聞きし、それをもとに、26人の議員一人ひとりの活動ぶりを評価した通信簿だという。

 通信簿を見ると、各議員ごとに政策提言度、行政チェック力、知識・調査力、意欲・態度、説明・説得力のそれぞれを5点満点で評価したダイアグラムを表示するとともに、総合評価を5段階方式でつけた。すなわち、「立派(秀)」、「よくやっている(優)」、「まあまあ(良)」、「不満(可)」、「大いに不満(不可)」のいずれかである。

 そして、見出しと26字×6行以内でのコメントとが各議員についている。見出しの例を挙げれば、「1期目の覇気衰えガッカリ」とか、「論客、市政改善の牽引車」、「言うだけのパフォーマンス」、「懸命さはあるが説得力不足」などである。「後進に道を譲る時では」というものも。

 総合評価で「立派(秀)」に該当する議員はゼロ。「大いに不満(不可)」は1人だけ。「まあまあ(良)」が15人もいた。

 4月24日に行なわれた市議会議員選挙に、この「通信簿」がどれだけ影響したのかはわからない。26人のうち、5人は出馬しなかった。この5人はそろって「まあまあ(良)」だった。選挙に立候補した21人は1人(次点)を除いて当選した。その落選者に対する「通信簿」は「不満(可)」だった。

 もしも多くの住民が通信簿を参考にして投票していたら、選挙結果はもう少し違っていたかもしれないとも思う。だが、この選挙では、みんなの党の候補者が断トツで当選し、ほかにも同党の候補者が当選している。市民の中に、従来の議員の活動に不満を抱いている層が少なからずいることを表している。「ウオッチングの会」は議員にいやがられるうえに、苦労が多い活動だが、地方自治の基礎である市議会の活性化に果たす意義は大きい。

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