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2011年7月 5日 (火)

松本復興相辞任、民主党政権の終わりへ

 政治家は言葉が命だ。松本龍復興担当相が3日に東日本被災地の知事らに会ったときの言葉はテレビ・新聞報道ですぐ国民に伝わった。相手を見下すぞんざいな言葉づかいから、日頃、どんなに威張っているかがわかった。そして被災者の苦悩への思いやりも謙虚さのかけらもなかった。いまどきの「‥‥させていただきます」ばかり連発する政治家と全く異なっているのはいいとして、閣僚としての適性には欠けていた。5日に辞任したのは当然である。

 どうして、よりによって、こんな人物を大臣に任命したのか。当然、菅総理大臣の責任が問われる。3.11からの復旧・復興は容易なことではない。被災地の経済を立て直すために、政府の責任者として、リーダーシップを発揮できるのは誰か、その重要なポストにふさわしい人物を見出し、任命できなかった総理大臣は、引責辞任に値するのではないか。

 3.11で打撃を受けたサプライチェーンがそのまま元通りになることはありえない。顧客がリスク分散のため、国内の他地域や海外にも供給源を求めるからだ。福島原発の事故による電力供給不安も、そうした傾向に拍車をかけよう。そうしたグローバル経済の動向や少子高齢化などを踏まえて、東日本被災地の再生を図るヴィジョンを持ち、それを現実化するのが復興相の役割であり、内閣の責務だろう。

 だが、いまの菅内閣および民主党は政局なるものにとらわれ、3.11以降、ずっと永田町内部で足を引っ張ったりしている。政治の責任をどこかに棚上げしたままだ。菅総理は復興相の後任に平野達男副大臣を充てることにしたが、民主党幹部への相談もしないで決めたようで、党幹部の不信を買った。総理に対する党幹部の怒りも徐々に臨界に近付いているようにみえる。野党の“反菅”も強まる一方だ。したがって、国会を延長したはいいが、復興対策を含め、猛暑の夏をむだに過ごすだけに終わりかねない気配だ。

 菅総理が地位にしがみつき、それを民主党が許容している事態は、政治の空白そのものである。国際的にも、日本の地位をおとしめている。しかも、何の打開策も国民には見えてこない。これほど政治が無能だった時はない。

 もう、日本の直面している主要課題を整理し、どう解決するか、を国民にきちんと提示して、よりすぐれた提案をする政党に政権をゆだねる時期に来ている。国民は解散・総選挙の実施を求めて、デモなど何らかの意思表示を始めようではないか。

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コメント

菅政権はすでに終わっているが、法律上終わりにさせる
菅政権゛全員打ち首獄門にて日本国中引きずりまわしの刑に処す。それではまだ足りない我が地球を(地球は我が物ではないが)追い出しとりあえず宇宙空間にて塵と化する。empty

投稿: 無垢 | 2011年7月 5日 (火) 13時57分

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