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2011年8月11日 (木)

五十嵐財務副大臣「世界的に国債の満腹感」

 6月末現在の国債及び国の借入金は943.8兆円になった。3月末に比べ、19.5兆円増えた。うち、内国債は767.9兆円で9.4兆円増加した。その中で、普通国債を見ると、10.8兆円増の647.1兆円に達した。

 赤字国債法案が今月末までに成立する見通しとなったが、それにより、新たに37兆円程度が上乗せされる。建設国債を含め、40兆円を超える国債が今年度に発行される公算が大きい。

 財務省の五十嵐文彦副大臣が8日に記者会見した。最後の質問に対する発言をそっくり引用する。「イタリアの金利がスペインより高くなってしまったということに象徴されるように、やっぱり世界的に国債の満腹感というか限度が近付いているという認識があると思いますね。ですから、日本についても、95%が国内消化だからといって安心し切っていいというわけではないという認識を私は少なくとも持っております」と言う。

 そして「復興で投資先が出てくる、お金の使い道が出てくる、そういう時こそ金利が上昇しやすい、逆に言うと、金利が上昇すれば価格が暴落しやすいという状況になるわけですから、慎重にこれから、今までもそうですけれども、これからはより一層慎重に国債政策というのは考えていかなければいけないということだと思います」と述べている。

 英国では、緊縮財政への国民の不満が最近の都市暴動の背景にある、といわれる。ユーロ圏のギリシャなど中小国の混乱も、破綻した国家財政を立て直すための緊縮財政が大きな要因となっている。日本の危機的な国家財政も、数年ならずして似た状況を招くおそれがある。五十嵐副大臣の発言は、そうした認識にもとづいているように受け取れる。

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