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2011年9月 6日 (火)

安住新財務大臣「増税の前に、まず政治の信頼を」

 野田新内閣で財務大臣に就任した安住淳氏が2日、初閣議のあと記者会見をした。その中で、増税に関して「将来の世代にツケを回さない」として、次のように語っている。

 「政治の信頼なくして、ただ税金を上げてくださいと言って、世の中、通るものではないことぐらい重々承知です」。

 「国民の皆さんは、社会保障の問題で、少子高齢化の中で財源が非常に枯渇して厳しいということも自覚しておられるんだと思います。ただ、それに対して信頼のある政治が応えていないということがある。ですから、政治の信頼をまず確実にする、そして、(国民が)あなた方が言うのならいいよと言うところまで我々自身が身を削る努力をしていかないと」。

 「この夏の暑い時に外で働いて汗だくになっているような方々に、政治家が、クーラーが効いたところから、消費税上げますなんて言ったって、なかなか難しいだろう」。

 「国民の皆さんになるほどと思ってもらえるような努力をしながら、増税のタイミングを見つけていかなきゃと思います」。

 野田新内閣は副大臣、政務官を決めていよいよ始動する段階。新首相は日本が抱える政策課題にまともに取り組む考えを表明している。また、党内融和を最優先したため、党内の権力争いはおさまったようにみえる。しかし、定見も何もない政治家が閣僚になったケースが多いように、この国難を民主党政権が政治主導で突破できるのか、多分に怪しい。早くも、ボロを出した閣僚もいる。

 記者会見における安住財務相の発言はまだ総論的な段階。大臣は財政問題のしろうとなので、財政健全化という政策課題をどこまで理解しているのか、定かではない。それに、官僚の指図で動く操り人形だと、増税反対などの党内圧力を抑えることができるか疑わしい。その意味で、野田首相が財政再建を本気で推し進めるか否かが大きな分かれ道となる。

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