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2011年11月29日 (火)

石橋克彦神戸大学名誉教授の会見から

 M9.0の東北地方太平洋沖地震は、日本の地震学界の主流が全く予想だにしなかった巨大地震であった。一方で、主流の学者・研究者から全く無視されてきた学者・研究者の中に、地震の起こり方をかなり適切に解明した人たちがいた。石橋克彦神戸大学名誉教授がまさにその代表的な学者である。

 11月29日、その石橋氏が記者会見し、冒頭に「日本列島の地震テクトニクスの基本的枠組みの考察」、「南海トラフ巨大地震と糸静線大地震が連動する可能性」などについて1時間ちょっと講演したあと質問に答えた。その中から、素人の私にもわかった(つもりの)話をいくつか紹介する。

 東海、東南海、南海(+それ以西)が連動する巨大地震が起こるとき、富士川河口断層帯~糸魚川ー静岡構造線断層帯とも同時に活動することもありうる。富士川河口断層帯~糸魚川ー静岡構造線断層帯が先行的ないしは誘発的に活動するかもしれない。

 東京~名古屋間を走るリニア新幹線は、巨大地震で山の斜面が崩落する可能性があるので、非常に危険である。建設はとんでもないことだ。電力をものすごく使うことも、反対の理由だ。

 下北半島(再処理工場および原子力発電所を建設中)はめちゃめちゃに危ないところである。あの地形は、周りが海底で、皆、活断層だから。

 日本で核廃棄物を地下何百メートルに貯蔵するのは非常に危険。いま活断層がないと思っても、実際にはあるかもしれない。地下水でつながっているので、高レベル放射能が漏出し、生命を脅かす危険がある。

 地震予知のためには広域地殻変動監視が重要である。GPSでアムールプレートの東進なども含めた監視を行なうべきだが、若い人が広い視野で観測、解析することが大事だ。広域というのは、東アジアまで広げてのことである。

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