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2012年2月21日 (火)

21世紀臨調の次は日本アカデメイア

 佐々木毅元東大総長、牛尾治朗元経済同友会代表幹事、古賀伸明連合会長らが19日に日本アカデメイアの発足懇談会を開催した。プラトンの設立した学校の名にちなんだ日本アカデメイアは、21世紀臨調(新しい日本をつくる国民会議)同様、学、財、官、メディア、NPOなどの有力者が結集し、次世代のリーダーとなる人材の育成などをめざすものとされる。

 21世紀臨調は日本の政治改革をめざして活動してきたが、自民党から民主党への政権交代が実現したため、所期の目的を達したとして半ば休眠状態に入っていた。しかし、政権交代にもかかわらず、民主党政権はマニフェストに反する政策をとり、党内対立もあって政権維持しか眼目にない政治運営を続けているため、国民の強い不信を買っている。

 そこで、「政権交代して、ハタと気付いた。政治のシステムを改革するだけではだめだ。結局は人だと。それで、2年ぐらい前から、どうするか議論してきた。しかし、もう待てない」(設立関係者)ということで、次世代のリーダーを育てる新たな組織をつくることになったという。この設立には野田佳彦総理大臣も賛同している。

 ところで、日本アカデメイアは、言いだしっぺの佐々木氏の強い意向で、存続期間を3年に限るという。同氏は「日本の改革を3年以内になしとげなければ、日本はつぶれる」という危機感を訴えているようだ。それには共感するところ大だ。

 ただ、気になるのは、21世紀臨調時代から活動の中心である佐々木氏らが年をとったことである。彼ら、隠居してもおかしくない世代が次世代のリーダーを育成するということ自体がどこかおかしい。日本アカデメイアを動かすにあたり、彼らよりも10年、20年若い世代を表に立てて、この国の改革に旗を振ってもらおうという発想が望ましいのではないか。

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