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2012年6月25日 (月)

政党の体をなしていない民主党

 きょう25日、民主党は代議士会を開催。野田首相が出席し、衆議院の消費税引き上げ法案採決に賛成をを懇願した。だが、小沢元代表らに追随する議員らは反対を表明、あす26日の採決では民主党議員の賛否が分かれそうになっている。閣議で決定しても反対する議員が少なくない。これでは民主党はまともな政党と言えない。そのことを改めて痛切に感じる。

 不思議に思うのだが、小沢元代表、鳩山元首相、菅前首相、こうした人たちはどうして代議士会に出席しないのか。小沢氏や鳩山氏は、反対議員を陰で操っているにもかかわらず、自分は代議士会に出て発言しようともしない。なんとも陰湿きわまりない。民主党の議員は操り人形なのか。

 輿石幹事長は党の分裂を避けることしか頭になさそう。採決で反対投票をした議員を除名するのは当たり前なのに、輿石氏は党の結束を唱えるだけだ。したがって、消費税引き上げ法案に反対しても、除名されないのではないかという甘えた考えを持つ民主党議員が出てくる。

 民主党には綱領がない。この国をどうしたいという政治目標やそれを実現するための方法などを持っていない。しいて言えば、マニフェストがそれに近いかもしれない。しかし、そのマニフェストもとっくに破綻している。政権の座に就いたものの、大幅な歳出カットによる新たな財源捻出が失敗する一方、歳出の大盤振る舞いを行なったため、国の財政危機を急速に深刻なものにしてしまった。

 おりしもユーロ危機が進行中で、日本政府が閣議決定した消費税引き上げが実現しなければ、日本国債の格付けが引き下げられ、財政破綻が現実化する可能性が一気に強まりかねない。

 増税はいやだ。しかし、歳出を増やしたい。そんな魔法のような政治は、どの民主国家においても許されない。世界の先進国で最も財政悪化が進行している日本の実態を、政治家がきちんと理解しないまま、もっぱら自分が次の選挙で当選するにはどうしたらよいかという政治ゲームにいそしんでいるというのは退廃そのものである。

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