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2012年7月 4日 (水)

約70年前に日立が定めた「経理心得」

 日本公認会計士協会が4日に開催した第46回定期総会後の懇親パーティ。安藤英義企業会計審議会会長が乾杯のあいさつの中で昭和18年(1943年)に日立製作所が定めた「経理心得」から2カ条を取り上げて紹介した。最近の企業における不正、犯罪などの多発とガバナンスのゆるみとを踏まえて警告したのだろう。

 1つは「小事トイエドモ公私ノ別ヲ明カニスベシ」。いま1つは「経理ハ蔭ノ力(ちから)ナリ徒ラニ舞台ノ上ニ踊ルヲ望ムベカラズ」。思い当たる企業人は少なくないだろう。そういえば、1980年代後半のバブル全盛期も、こうした心得を忘れて暴走するビジネスマンが沢山いた。

 この「経理心得」は10カ条から成る。内容は経理マンに向けられたものだが、社員一般にも当てはまるものが多い。いくつかをここで紹介すると――

 「公私ヲ問ハズ機密ヲ厳守スベシ」

 「正直潔白ヲ旨トシ常時身ヲ慎ミ信用第一ト心得ベシ」

 「常ニ技能ヲ磨キ執務ハ正確敏速ヲ期スベシ」

 昭和18年といえば、太平洋戦争のまっただなか。「経理心得」のつくられたいきさつは知らないが、現在にも通用する心得ばかりである。

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