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2012年10月26日 (金)

領土問題で保阪正康氏から教わったこと

 日本はロシア、中国、韓国との間で領土問題を抱えている。日本の昭和史に詳しい保阪正康氏は日本記者クラブ主催の研究会で、この問題について見解を述べた。「日本の外交力というか、文化、文明の力が衰弱し、中国、ロシア、韓国の国力との差がつき、日本の知的能力がかなり落ちている。こういう時に領土問題が起きてくるのだなと思う」と語った。

 そして、「ナショナリズム鼓吹のために領土問題、歴史問題を使ってはいけない。感情の高揚は武力衝突に行きかねない。そうならないようにするための覚悟をすべきだ」と述べた。

 保阪氏の話の中でなるほどと思ったのは、領土問題で中国や韓国に対して、「我々(日本)は帝国主義的手法をいっさい使わない。あなたがた(中国、韓国)も使ってはならない。それが歴史の教訓ではないか。あなたがたが、いま帝国主義的な手法をとるのなら、20世紀は何だったのかと言うべきだ」ということ。そして、そのための立論に日本の政府・指導者は頭を使うべきであるという点だ。

 第2次世界大戦が終わった1945年に、領土問題は再構築されたと考えるべきであり、帝国主義時代の領土問題と1945年以降の領土問題とは分けて考えなければならない。北方領土問題に関連して、保阪氏はそう指摘する。

 また、中国がすべて軍事に収れんする、軍事で決着をつけようとするので、日本は中国のそうした動向を注視し、世界に発信することが大事だ、と注意を喚起した。

 保阪氏の発言を的確に理解できたか自信はないが、重大な局面に日本が直面していること、そして日本の政府のこころもとなさとを痛感した。

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