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2013年1月11日 (金)

孫田良平氏の人生4期間説

 労働問題の評論家として長く活躍してきている孫田良平氏が「山形新聞」の昨年12月27日付けコラム「直言」で人生100年、それを4期間に分けるという生き方を推奨している。記事の見出しは「仕事の専門職化進めよう  定年見据え経済的自立の手助けに」である。

 これによると、100年生きるとして、最初の4分の1にあたる第1期は学習・訓練の仕込みの期間であり、第2期は能力を発揮し、仕事に打ち込む期間である。50歳前後からの第3期は「自ら選んでの仕事指導・専門職特化、併せて趣味・道楽・余技・会の世話などの楽しみに打ち込む期間」である。

 この第3期において、「現在の仕事を定年後にも生かせるように専業化、専門職化を心掛け」、それによって、高齢になっても経済的に自立できる道を早めに見つけることを勧めている。そして、第4期は「健康が許す限りは第3期を延長しながら自己完成を楽しむ期間である」という。

 以上の4期間説は、孫田氏によると、現在90歳を超えている氏みずからの人生で実践してきたことだという。

 見渡せば、私の知人、友人の中にも、やはり人生100年として、それを4分割し、50歳からの第3期は人のために尽くすと決めて、すぐれた才能の持ち主を支援している弁護士がいる。また、サラリーマン人生の間も趣味の絵画を続け、定年退職後、カルチャースクールの教師などをしている人もいる。

 若いころにはそんな老後のことまで考えなかった。しかし、少子高齢化で、子供に老後の世話を期待することは今日では現実的でない。また、会社のお荷物になる形の定年延長も、いまのように会社の負担になるばかりでは無理がある。年金も実質的に減る方向にある。したがって、明るく元気に老いていくには、それなりの覚悟と準備が必要だろう。孫田氏は、それをこのコラムで教えてくれた。

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