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2013年3月23日 (土)

桜もほかの花もいっせいに開花

 例年より大幅に桜の満開が早い。満開が伝えられた22日、横浜市の本牧山頂公園を訪れた。京浜東北線の山手駅から山頂公園へと歩き、根岸の海を眺め、遠くには富士山も見える公園内を、西から東へと花をめでる至福の時を持った。横浜ヒザクラの華やかな美しさには目を奪われた。

 山手駅から公園に向かう途中、うぐいすの鳴き声が起伏の激しい住宅地に何度もさえわたった。また、公園からは三溪園まで足を延ばし、同園の庭や建築のすばらしさを味わえた。私にとって、ことし最高の日だった。

 でも、気になることがあった。1つは、山頂公園で、小鳥の姿を全く見かけなかったことである。カラスが1羽、足の細長い水鳥が1羽、空にトンビが3羽、といったぐらい。目白、雀とか、花を食い散らすひよどり、それらの姿を見ることはなかった。単なる偶然なのかもしれないが、意外な体験である。

 もう1つ意外だったのは、公園を歩いていると、実に多くの花が満開だったこと。桜は種類があるが、ほぼ一様に咲き誇っており、木蓮、辛夷も満開だった。花モモ、雪柳、ドウダンツツジ、シャガなども同様。厳しい寒さの日と暖かい日の繰り返しのあと、初夏の陽気のせいで、いっせいに開花のスイッチが入ったからだろう。地球温暖化による気候変動の荒々しさがその背景にある。

 先頃、世界経済フォーラムが作成した『第8回グローバルリスク報告書 2013年版』の日本語版が発表された。そこでは、世界が懸念すべき最重要リスクのうちの3つをくわしく分析している。即ち、健康問題への根拠なき過信、経済、環境面でのストレス、デジタル・ワイルドファイヤーである。そのうちの環境面を読むと、気候変動の緩和についての国際的な合意と対策の実施とが難しくなっており、激しい熱帯低気圧の発生頻度増大、海面上昇による沿海都市の浸水、一部地域での干ばつ悪化など、さまざまな悪影響が出ると指摘している。

 そして、未来の気候リスクに対応するには、数年以内にどうすべきか人類は決断しなければならない。気候のように複雑なシステムは非線形の性質を持つので、影響の予測は困難だとしている。

 温暖化の進行が人類のよって立つ地球システムを根底から崩壊させるおそれすらあるとすれば、上記のような些細な変化を危機にいたる兆候とみなすことも一概に否定しにくい。

 

 

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